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ゲーム好きのアナウンサーたちが『あつまれ どうぶつの森』を“実況”プレイ。スローライフをeスポーツ競技のように実況する動画がTwitter上で話題に

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 3月20日に発売されたNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』には、発売直後からさまざまな実況プレイ動画やゲーム配信が公開されている。そんななか、現役のアナウンサーたちによる“実況”プレイ動画がTwitter上で公開され、大きな話題となった。

 その皮切りとなったのが22日、フジテレビ系列の地方局で現役アナウンサーとして活動するYouTuberのたいきち氏が投稿したこちらの動画だ。ハチとむらびとによる逃走劇の様子を「地獄の鬼ごっこ」と表現し、その後もパワーワードを連発したこの動画は300万回以上再生され、9万件近くの「リツイート」と30万件にせまる勢いの「いいね」を集めた。

 なお、たいきち氏は4月18日(土)午後9時からフジテレビ系列で放送される特別番組『さんまのFNSアナウンサー全国一斉点検2020』にも出演する予定となっている。

 これに続いたのは、TBSテレビの朝の情報番組『あさチャン!』で取材キャスターを担当している柴田将平氏。こちらの動画では、高額で売却できる魚のタイを釣ろうとする様子を「悪魔と戦う勇者」にたとえて実況している。冷静なトーンから始まり、終わりに向けてボルテージが上がっていくさまは、まるで『スポーツマンNo.1決定戦』を観ているような感覚だ。

 こちらの動画は、全国ネットで展開される朝の番組に出演する柴田氏の業界人としての影響力も相まって、480万回以上の再生数を集めた。

 さらにこの流れに乗るかたちで動画を投稿したのは、元朝日放送(ABCテレビ)のフリーアナウンサーで、早くからeスポーツ専門のキャスターとして活躍する平岩康佑氏。朝日放送時代はプロ野球の試合やサッカーのJリーグで実況・リポーターとして活動していた経緯もあり、エコーのかかった高いテンションでスローライフを実況するシュールさをうまく表現している。

 平岩氏はこのほかにも『あつまれ どうぶつの森』を取り扱ったいくつかの動画をTwitter上に投稿している。また、異世界からさまざまな出来事を報道する「異世界ニュース」のYouTubeチャンネルでは『Call of Duty:Warzone』『バイオハザードRE:2』などのタイトルが事件として紹介されているので、興味があればこちらもチェックしてみてほしい。

 まだまだゲーム好きのアナウンサーたちによる実況は止まらない。昨年より始動した、芸能事務所のスターダストプロモーションゲーム事業部に所属するeスポーツキャスターの央川跳惟氏は、たいきち氏の実況をリスペクトする形でニンテンドー64用ソフトの初代『どうぶつの森』(どう森)を実況している。

 最後に飛び出すローポリ【※】という言葉は、ニンテンドー64やPlayStationで遊んでいたゲーマーや、韻を踏むラップミュージックが好きな人ならば思わずニヤリとしてしまうことだろう。

 最後にやってきたのは、全国高校対抗eスポーツ選手権「stage:0」のプロデュースに携わった田口尚平氏。3月末でテレビ東京を退職し、経営管理学修士(MBA)の道へ進むことを作品配信プラットフォームのnote上で先日発表している。

 田口氏はゴールドラッシュや生物学的分類など独自の比喩表現を交えつつ、サソリとの戦いを実況している。この動画では他の4人とは少し異なるワードチョイスや、アニメ作品からの用語もいくつか飛び出し、さまざま分野の人に刺さる動画となっていた。

 どうやら、「実況」を仕事にするアナウンサーならではのゲームの楽しみ方が広がりを見せているようだ。今後も、上記の5人以外に『あつまれ どうぶつの森』を実況するアナウンサーが参戦するかもしれない。思わず“あつ森”のテロップが飛び出してしまっても、どうか海のような広い心で許してあげてほしい。

ライター/ヨシムネ

ライター
ゲーム好きのアナウンサーたちが『あつまれ どうぶつの森』を“実況”プレイ。スローライフをeスポーツ競技のように実況する動画がTwitter上で話題に_001
ヨシムネ
2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。
コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。

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