バンダイナムコエンターテイメントは、ホラーアドベンチャーゲーム『THE DARK PICTURES:LITTLE HOPE』(リトルホープ)を日本国内でも2020年内に発売することを発表した。合わせて日本語字幕入りのトレーラーを公開した。プラットフォームはPS4、Xbox One、Steam。価格は未定。CEROは審査予定。
本作はそれぞれが独立したホラーアンソロジーシリーズ『THE DARK PICTURES』シリーズの第二弾となり、第一弾『MAN OF MEDAN』は日本でも発売済みだ。『MAN OF MEDAN』では海でダイビングを楽しんでいた5人の若者たちが、幽霊船に遭遇。怪奇現象を経験しつつ、第二次世界大戦に繋がる幽霊船の秘密を知るという内容だった。
最新作『LITTLE HOPE』は、放棄され孤立した町「リトル・ホープ」が舞台。この深い霧に閉じ込められた町には、かつて17世紀に魔女裁判が行われていたという、忌まわしい過去が隠されており、プレイヤーは4人の大学生とその教授、合計5人の登場人物を操作して、生き残る手段を模索することになる。
なお同シリーズでは共通してマルチプレイ向けのモードも用意されており、オンライン上でふたりで、もしくはオフラインでコントローラーを回しながら最大5人でプレイが可能となっている。
本作を開発したのは『Until Dawn -惨劇の山荘-』を手掛けたSupermassive Games。B級ホラー的な題材を写実的なグラフィック表現と、ドンデン返しのあるシナリオに定評がある。ゲーム中に登場するキャラクターは、実在の若手俳優がフェイシャル・キャプチャーされているのも特徴だ。たとえば『Until Dawn』に出演しているラミ・マレックは、のちに『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー主演男優賞を受賞している。
『THE DARK PICTURES』シリーズも、『Until Dawn』と同様のキャラクターを操作して、探索しつつ各シーンが切り替わる映画的な演出が取り入れられている。カットシーンではQTEが発生するので、その成功の可否によってストーリーが無数に分岐。操作を誤ってしまうと、登場人物は容赦なく死んでいくので、全員の生存を目指そう。
『Until Dawn』で登場した精神科医のように、『THE DARK PICTURES』シリーズでも、ゲーム内で描かれている出来事を第三者視点を見ている語り手が登場して、ストーリーの節目にプレイヤーに心理テストを行ってくるのも特徴だ。
なお海外では本作の発売は2020年夏とアナウンスされている。日本でも同時期になのか、それ以降なのかは不明。題材だけに海外と同じく夏にやりたいところだが、続報を待ちたいところだ。
ライター/福山幸司