海外メディアDeadlineは、Ubisoft Film & Televisionが「シニアeスポーツプレイヤーとそのチーム」に焦点を当てた映像作品の製作を行うことを報じた。
作品タイトルや公開時期、公開形態は未発表。Ubisoft Film & Televisionにとって、MMORPGの開発現場をテーマにしたコメディ作品『神話クエスト:レイヴンズ・バンケット』に続く、ゲームシリーズ自体ではなくその周辺をテーマにした作品だ。
監督と脚本は『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』でメガホンをとったアビー・コーン氏とマーク・シルヴァースタイン氏のコンビ。Ubisoft Film & Televisionのジェイソン・オルトマン氏とマーガレット・ボイキン氏がプロデューサーを務める。
物語は、1人称シューティングゲーム(FPS)『Counter Strike: Global Offensive』のシニアプロチーム「Silver Snipers」を扱ったウォールストリートジャーナルの記事「次世代の対戦ゲーマーは……60歳以上?」という記事に触発されているという。
Ubisoftが実在の他社コンテンツを使った映像作品を作るとは考えにくいため、架空のMMORPG開発をテーマにした『神話クエスト:レイヴンズ・バンケット』の流れを受け継ぎ、架空の対戦ゲームのシニアeスポーツプロチームの活躍を描く物語になると考えられる。
平均年齢67歳のプロゲーマーチームの挑戦。スウェーデン発のシニアeスポーツ選手たちが反射神経必須のFPSで世界の頂点を目指す
作品のモチーフとなる「Silver Snipers」は、『Counter Strike: Global Offensive』をプレイする平均年齢60歳以上のプロチームだ。世界最大級のLANパーティを主催するDreamHackの本拠地であり、競合プロチームが多数拠点としているeスポーツの盛んな国として知られるスウェーデンにおけるプロチームのひとつ。さまざまなメディアにも露出する、もっとも有名なeSportsシニアプロチームだといえるだろう。
そんなチームをモチーフに、Ubisoft Film & Televisionはどのような映像作品をつくるのだろうか。『神話クエスト:レイヴンズ・バンケット』の評価も高いため、タイトルや内容、公開形態などの続報に期待したい。
ライター/古嶋 誉幸