Chilla’s Artは、サバイバルホラーゲーム『Onryo | 怨霊』をゲームプレイトレーラーを公開した。発売日は4月25日。プラットフォームはSteam。価格は不明。
『Onryo | 怨霊』は、『The Convenience Store | 夜勤事件』を開発したChilla’s Artの最新作。今回、公開されたトレーラーでは、幽霊が出る日本屋敷を舞台に特別なカメラを使って、悪霊のお祓いをしていく作品となることが判明した。
トレーラーでは、女の子が「なんだか嫌な予感がする」と呟きつつ、薄暗く不穏な空気うずまく不気味な家屋に足を踏み入れていく。この女の子の目的は、この場所になぜ幽霊が現れるのか確かめること。肉眼では幽霊は見えないが、カメラをファインダーを通して見ると、そこには不気味な幽霊の姿が確認できる。中央のアイコンが緑に表示されると、シャッターチャンスだ。悪霊を攻撃して撃退することができる。
なお、今回はChilla’s Artが開発した『Aka Manto | 赤マント』タイプの作品になるとのことで、家を探索しつつ、鬼ごっこやかくれんぼ、パズルなどの要素が含まれていそうだ。『Aka Manto | 赤マント』よりはシンプルなゲームシステムになるという。
カメラを使ったギミックは、ホラーゲーム『零 zero』に影響を受けたという。ほかにも『バイオハザード』からの影響を公言しており、本作がどのような恐怖体験になるのかが気になるところだ。
Thought this part of the map looked really pretty.
— Chilla's Art|チラズアート (@ChillasArt) April 13, 2020
& Yes. we do photoscan some of our props!📸
Look fwd to BETA ver!👍
「怨霊」の背景ではフォトスキャン(?) のお陰で本当リアルに見える。めちゃくちゃテンション上がってます😆
BETA版に関しては15日に教えます!https://t.co/0KIWWVMOHm pic.twitter.com/9XrlM0cHln
この『怨霊』に関してChilla’s Artは、「怨霊の背景ではフォトスキャン(?) のお陰で本当リアルに見える。めちゃくちゃテンション上がってます」とツイート。Chilla’s Artは、たびたびローポリゴン的な表現を使っていたが、今回は写実的なグラフィックが特徴。このツイートからは、そのグラフィックの出来栄えに自信があることが伺える。
また『夜勤事件』などでは、これまでVHSのテープノイズ的なエフェクトを使っていたが、今回はカメラのファインダーを通すので、シャッタースピードによる光の残像表現がトレーラーからは見てとれる。これまでとは違った美しくも怖いホラーゲームが体験できそうだ。
あのコンビニ夜勤アルバイトのホラーゲーム『夜勤事件』を作った開発「Chilla’s Art」に制作話を聞いた。『呪怨』が好きな兄弟が日本の小説に影響を受けて開発
開発したChilla’s Artはアメリカ育ち日本人。兄弟でゲームを制作しており、短い期間で短編のホラーゲームを発売する多作の作家として知られている。
今回の『怨霊』に関しても、2月18日発売した『夜勤事件』のわずか2ヵ後のリリースとなり、その創作意欲が旺盛さが伺える。前作『夜勤事件』ではゲーム実況が大いに盛り上がったが、今回でも再びゲーム実況や考察のブームが巻き起こりそうだ。『Onryo | 怨霊』は4月25日、発売予定だ。
ライター/福山幸司