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『夜勤事件』開発スタジオ最新作『Onryo | 怨霊』が4月25日発売。カメラを使って悪霊退散、『零 zero』風の作品になることが明らかに

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 Chilla’s Artは、サバイバルホラーゲーム『Onryo | 怨霊』をゲームプレイトレーラーを公開した。発売日は4月25日。プラットフォームはSteam。価格は不明。

 『Onryo | 怨霊』は、『The Convenience Store | 夜勤事件』を開発したChilla’s Artの最新作。今回、公開されたトレーラーでは、幽霊が出る日本屋敷を舞台に特別なカメラを使って、悪霊のお祓いをしていく作品となることが判明した。

 トレーラーでは、女の子が「なんだか嫌な予感がする」と呟きつつ、薄暗く不穏な空気うずまく不気味な家屋に足を踏み入れていく。この女の子の目的は、この場所になぜ幽霊が現れるのか確かめること。肉眼では幽霊は見えないが、カメラをファインダーを通して見ると、そこには不気味な幽霊の姿が確認できる。中央のアイコンが緑に表示されると、シャッターチャンスだ。悪霊を攻撃して撃退することができる。

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(画像はSteam 『Onryo | 怨霊』より)
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(画像はSteam 『Onryo | 怨霊』より)
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(画像はSteam 『Onryo | 怨霊』より)
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(画像はSteam 『Onryo | 怨霊』より)

 なお、今回はChilla’s Artが開発した『Aka Manto | 赤マント』タイプの作品になるとのことで、家を探索しつつ、鬼ごっこやかくれんぼ、パズルなどの要素が含まれていそうだ。『Aka Manto | 赤マント』よりはシンプルなゲームシステムになるという。

 カメラを使ったギミックは、ホラーゲーム『零 zero』に影響を受けたという。ほかにも『バイオハザード』からの影響を公言しており、本作がどのような恐怖体験になるのかが気になるところだ。

 この『怨霊』に関してChilla’s Artは、「怨霊の背景ではフォトスキャン(?) のお陰で本当リアルに見える。めちゃくちゃテンション上がってます」とツイート。Chilla’s Artは、たびたびローポリゴン的な表現を使っていたが、今回は写実的なグラフィックが特徴。このツイートからは、そのグラフィックの出来栄えに自信があることが伺える。

 また『夜勤事件』などでは、これまでVHSのテープノイズ的なエフェクトを使っていたが、今回はカメラのファインダーを通すので、シャッタースピードによる光の残像表現がトレーラーからは見てとれる。これまでとは違った美しくも怖いホラーゲームが体験できそうだ。

あのコンビニ夜勤アルバイトのホラーゲーム『夜勤事件』を作った開発「Chilla’s Art」に制作話を聞いた。『呪怨』が好きな兄弟が日本の小説に影響を受けて開発

 開発したChilla’s Artはアメリカ育ち日本人。兄弟でゲームを制作しており、短い期間で短編のホラーゲームを発売する多作の作家として知られている。

 今回の『怨霊』に関しても、2月18日発売した『夜勤事件』のわずか2ヵ後のリリースとなり、その創作意欲が旺盛さが伺える。前作『夜勤事件』ではゲーム実況が大いに盛り上がったが、今回でも再びゲーム実況や考察のブームが巻き起こりそうだ。『Onryo | 怨霊』は4月25日、発売予定だ。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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