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日本SFにおける権威ある賞「星雲賞」のメディア部門に『十三機兵防衛圏』がノミネート。『高機動幻想ガンパレード・マーチ』に続くビデオゲーム受賞作になるか

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 日本SFファングループ連合会議は、第51回「星雲賞」の参考候補作を発表し、アドベンチャーゲーム『十三機兵防衛圏』をメディア部門で参考候補作として発表した。

 この第51回「星雲賞」は、2021年3月13日もしくは14日に第59回日本SF大会「F-CON」内にて贈賞式を実施する予定となっている。

 星雲賞は1970年から実施されてきたアワードで、日本SFファングループ連合会議がSFの優れた作品および活動を選定して賞を授与する。日本のSFにおいては大きな権威を持つ賞で、その第51回星雲賞メディア部門にて『十三機兵防衛圏』が実質的にノミネートに相当する参考候補作として発表されている。

 メディア部門とは、映画、演劇、そのほか視聴覚メディアを通じて発表された作品を対象としている。過去には『魔法少女まどか☆マギカ』などが受賞している。ビデオゲームにおいて受賞したのは、2001年の『高機動幻想ガンパレード・マーチ』のみとなり、『十三機兵防衛圏』がビデオゲームで2度目の受賞となるのかが注目される。選出方法は、日本SF大会の参加登録者の投票によって選ばれることとなる。

 なお第51回の詳細はまだ明らかにされていないが、星雲賞は過去にニコニコ動画の「日本SFチャンネル」を通じて贈賞式の様子が生放送されており、今回の星雲賞でも視聴できるかもしれない。贈賞式は2021年3月13日もしくは14日とまだまだ先だが、発表に期待したい。

ライター/福山幸司

ライター
日本SFにおける権威ある賞「星雲賞」のメディア部門に『十三機兵防衛圏』がノミネート。『高機動幻想ガンパレード・マーチ』に続くビデオゲーム受賞作になるか_001
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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