Moon Studiosが開発するアクションゲーム『Ori and the Will of the Wisps』の売上が200万本を超えたことが発表された。プレイヤーのゲーム内での行動の統計情報も公開されている。
統計情報によれば、ゲーム購入者のうち42万3千人がゲームをクリアし、ハードモードをクリアしたのは4万5千人。7100人がゲームで一度も死なずにクリアする実績を取得している。全プレイヤーの総死亡回数は2億4千万回、総プレイ時間は1450万時間となっている。
ゲームを販売するSteamでは、Steam版のみだが実績の統計情報も確認できる。ゲームをクリアした実績「運命」は記事執筆時点で52%と、かなり高い。
『Ori and the Will of the Wisps』は、2020年3月にリリースされた探索重視のアクションゲームだ。マップ内を探索したりボスを倒すと新たな能力が手に入り、その能力で戦闘を有利に進めたり探索範囲が広がる、「メトロイドヴァニア」ジャンルに属する。前作『Ori and the Blind Forest』(オリとくらやみの森)の直接の続編となる。
プレイヤーは小さな精霊の「オリ」となり、家族である子フクロウの「クゥ」を救うため、危険でいっぱいの世界を探索し多くの人々の助けを借りて戦う。前作でも評価の高かったやりがいのある難易度やパズル、美しいグラフィックで描かれる情緒的な物語といった要素はそのままに、前作以上に戦闘重視のゲームとなっており、オリも新たな攻撃能力を得ている。
また、前作でも人気だった小さなオリが巨大なボスから全力で逃げるチェイスシーンは、本作にも取り入れられている。
前作も高く評価されたが、本作の評価もかなり高い。レビュー集積サイトMetacriticsではPC版は88点、Xbox One版が90点のスコアとなっており、多くのメディアから80点代および90点代の高い評価を得ている。
『Ori and the Will of the Wisps』が得た高い評価と同様に、売上も順調のようだ。『Ori』シリーズが高評価だけに、Moon Studiosも気になるところ。彼らの次回作はいつ見られるだろうか。続報に期待したい。
ライター/古嶋誉幸