NVIDIAは「GeForceスペシャルイベント」にて、新世代のグラフィックボード「GeForce RTX 30シリーズ」を正式に発表した。9月17日にハイエンドPC向けの「GeForce RTX 3080」がNVIDIAと提携各社で販売開始。シリーズ3種のスペックや最低価格、発売日は下記画像のとおり。
もっとも安い「GeForce RTX 3070」であっても、「GeForce 2080 Super」より高いパフォーマンスを発揮するベンチマーク結果も公開されている。
もっともパワフルで高価な「GeForce RTX 3090」は、Nvidiaの解説によれば8K解像度でHDRに対応するという。AI処理も行うDLSSを有効にすれば、多くのPCゲームが60fpsで動作する。
ほかにも、NVIDIA G-SYNCモニタを使って低遅延を実現する「NVIDIA REFLEX」や、ストリーミングソフト「NVIDIA Broadcast」といった新情報も発表された。
とはいえゲームファンとしては、NVIDIAでは「GeForce RTX 30シリーズ」で対応して2世代目になるレイトレーシング技術がどういったゲームで楽しめるかが気になる。NVIDIAは多数の企業とパートナーを組んだことを発表した。
ビデオカードの買い換えを考える方がもっとも気にするのは、『Cyberpunk 2077』ではないだろうか。サイバーパンク世界のビビッドなネオンサインが、サイバーなヘルメットやシトシトと降る雨でできた水たまりに反射する様は想像するだけで美しい。
NVIDIAはレイトレーシングやアンビエントオクルーションなどの機能を紹介するトレイラーを公開した。
このほか、11月に発売予定の『Call of Duty: Black Ops Cold War』、『フォートナイト』、『ウォッチ ドッグス レギオン』など、これから発売される新作からすでに発売済みの作品まで、さまざまなゲームのRTXオントレイラーを公開している。
けっして安くない買い物だが、「GeForce RTX 30シリーズ」購入者は無料で『ウォッチ ドッグス レギオン』のゲームキーが貰える。
国内販売、個人輸入ともに争奪戦が激化しそうな「GeForce RTX 30シリーズ」は、9月17日の「GeForce RTX 3080」を皮切りに販売開始予定だ。
ライター/古嶋誉幸