サンドボックスゲーム『マインクラフト』のエグゼクティブプロデューサーを務めるロジャー・カーペンター氏は、PlayStation VRをPlayStation 4版『マインクラフト』へ対応させる無料のアップデートを英語圏向けのPlayStation.Blogにて発表した。配信は今月中に予定されている。
『マインクラフト』はこれまで、Oculus RiftやWindows Mixed Reality、Gear VRといったヘッドマウントディスプレイに対応してきた経緯があり、PlayStation VRへの対応はPlayStation 4版のプレイヤーコミュニティで多くの議論が交わされてきた内容だという。だからといってPlayStation VRでプレイした場合にクラフターとしての暮らしが大きく変わるわけではなく、建設や探検などの要素を没入感のある一人称視点で体験できるようだ。
プレイ時の視点は、視点を完全に没入させる「イマーシブモード」と『マインクラフト』風のボクセルで表現された仮想のリビングでくつろぎながらプレイできる「リビングルームモード」の2種類から設定できるので、好みや3D酔いへの耐性にあわせて選ぶとよいだろう。ただし、モーションコントローラーのPlayStation Moveに対応する記述はないため、実際に腕を振って操作することはできないと考えられる。
PlayStation.Blogのなかでカーペンター氏は開発面についても触れており、PlayStation VRでの体験が「これまでに対応してきたヘッドマウントディスプレイ向けのテクノロジーに基づいている」点や、カナダに拠点を置く独立系開発スタジオのSkyBox LabsがPlayStation VRへの最適化をサポートしてくれた点を示している。
なお、PlayStation.Blogでは米国時間9月7日(月)から9月12日(土)まで、今後リリースされるPlayStation VR向け作品の発表や発売済みのPlayStation VR向け作品における告知およびアップデート情報が公開される予定なので、興味があればこちらもチェックしてみてほしい。
ライター/ヨシムネ