イギリス・ロンドンのパブリッシャー(発売元)であるSuper.comは、韓国・京畿道城南市に拠点を置くG1 Playgroundが開発するゾンビサバイバルアクションゲーム『Zelter(ジェルター)』のSteam早期アクセスを10月22日(木)より開始する。本作は、写実的な表現で描かれる一般的なゾンビ作品と異なり、ボクセル調で描かれる可愛らしいグラフィックデザインが特徴の作品だ。
『Zelter』は、ゾンビによって終末を迎えた世界に独りきりで生きるキャラクターを操って自由に世界を探索し、集めた材料で生存のための拠点を築きあげる作品だ。本作にはクラフト要素が存在し、探索で集めた材料から道具や工作台、ベッドなどの各種設備を製作できる。作り出せるものは木の枝と石を集めて作る手斧をはじめ、飲料水をストックしておくためのコップや水筒、果ては銃器まで数十種類のレシピが存在する。
また、探索ではほかの生存者と遭遇する場合があり、仲間へ引き入れることもできる。仲間にした生存者は指示を送ることで、探索へ同行するほか、必需品のクラフトや重要地点の防衛を引き受けてくれるようだ。ただし、本作には空腹度と水分、そして疲労の概念が存在するため、仲間の生存者が増える際には人数分だけ食料やベッドを多く確保しなければならない。
『Zelter』は「世界中のプレイヤーに愛されるゲームにしたい」との思いから、クラウドファンディングプラットフォームであるKickstarter、Indiegogo、Makuakeでプロジェクトを次々と成功させてきた経緯を持つ。元々は「Zhelter」であったタイトル名は国際的な発音のしやすさを意識して「Zelter」へ変更されたほか、開発はコミュニティ主導で進められている。
3度のクラウドファンディングを成功させ、多くのフォロワーに支えられながら早期アクセス版のリリースを迎える『Zelter』。Steamゲームハブや作品の公式Discordサーバーではバグの報告やフィードバックを受け付けているので、興味があれば完成版のリリースに力を貸してみるとよいだろう。
ライター/ヨシムネ