CD PROJEKT REDは、11月19日(木)の発売を予定しているオープンワールドRPG『Cyberpunk 2077』(サイバーパンク2077)の情報番組「Night City Wire: Episode 4」を公開した。
25分の番組内でゲームに登場する車両や未来のファッションとライフスタイルが紹介され、11月19日(木)にクラウドゲーミングプラットフォームGoogle Stadiaでも同時にリリースされることが発表された。
今回大きく取り上げられたのは、『Cyberpunk 2077』に登場する車両だ。ナイトシティには低価格なものからナイトシティでもわずか1000人ほどしか買えないという超高級車まで、無数の車両が登場する。
グレードはもっとも安い「エコノミー」、アメリカのクラシックカーを思わせる「エグゼクティブ」、トラックのような質実剛健の「ヘヴィーデューティ」、スピードを追求する「スポーツ」、そしてスピードと装甲を両立した超高級車「ハイパーカー」。これらの車両はカタログスペックだけでなく操作感も異なるという。
ほとんどが架空の車両だが「レジェンドにはふさわしい車がある」ということで、ポルシェとのコラボレーションも明らかに。実在の車両「ポルシェ911ターボ」の「ジョニー・シルヴァーハンド」モデルが登場することも発表された。
https://twitter.com/CDPRJP/status/1316787921727389698?s=20
ゲームにはオートバイも用意されている。ゲームで「ジョニー・シルヴァーハンド」を演じるキアヌ・リーブス氏は、実はカスタムバイクを製造するArch Motorcycle社の共同設立者でもある(参考リンク:Instagram)。そんなArch Motorcycle社とコラボしたカスタムモデルバイクがゲームに登場する。
同社のバイクをベースにサイバーパンクなカスタマイズを施した、ゲームオリジナルモデルだ。現実には存在しないバイクだが、実際のバイクのエンジン音を録音した本格派となっている。
驚かされるのは、ゲームに登場する個性豊かな車両は外観だけでなくインテリアもこだわり抜いている点だ。安物の車の内装はチープだったり、高級車は見ているだけでうれしくなる無数の計器が光り輝いたり、チープなシートから革張りの高級シートまで、内装から車両のグレードをたやすく想像できるほどの出来になっている。
手に入れた車両は『ウィッチャー3』の馬「ローチ」と同じスタイルでマップに呼び出すことができる。ローチは口笛を吹けば遠く離れていてもどこからともなく現れたが、『Cyberpunk 2077』もそれに近いシステムのようだ。
手に入れた車両を使って街をドライブしたり、警察や敵対者とのカーチェイスやレースも楽しめる。
車両に続いて紹介されたのは、ナイトシティに存在する4つのライフスタイル。ファッションや生き様まで異なり、背後の歴史まで設定されている。機能性は二の次、かっこよさだけを追求した「キッチュ」、企業戦争時代に誕生した実用性重視の「エントロピズム」、極限まで無駄を排除した「ネオミリタリズム」、セレブたちが愛する「ネオキッチュ」。
これらのスタイルがゲームプレイにどのような影響を及ぼすのか、今から楽しみだ。
発売まで約1ヶ月。ゲームはゴールド宣言がなされており、これ以上の延期の可能性はまずなくなった。『Cyberpunk 2077』はPlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X/S、PC、Google Stadiaで、11月19日(木)発売だ。
ライター/古嶋誉幸