実際に遊べるアーケードゲーム筐体のレプリカを販売するArcade1Upは、アーケードレースゲーム筐体「アウトラン着席型アーケードキャビネット」(Outrun Seated Arcade Cabinet)を発表した。着脱式の座席がついており、座って遊ぶこともできる(公式ストアページ)。
予約も始まっており、価格は499.99ドル(約5万2000円)。公式サイトからは12月上旬より発送予定だが、残念ながら日本への発送は現時点で発表されていない。また、後日ほかの通販サイトからも販売される予定だ。
日本ではタイトーがArcade1Upの正規代理店となっているため、そちらで何らかの発表が実施される可能性はある(参考リンク)。
収録タイトルは以下のとおり。これらの作品はすべて海外仕様のため、日本のものとは内容が異なる場合がある。
・『アウトラン』
・『ターボアウトラン』
・『アウトランナーズ』
・『パワードリフト』
Arcade1Upは、アーケードゲームの筐体を3/4で再現したいわば「家庭用アーケードゲーム機」だ。購入するとIKEAの家具のようにバラバラで届くので、購入者は自宅でキャビネットを組み立てることになる。
同社はこれまでに「スペースインベーダーアーケードキャビネット」や「ストリートファイターアーケードキャビネット」など、さまざまな専用キャビネット筐体をリリースしてきた。コントローラーはアーケードスティックだけでなく、トラックボールを積んでいたり、ガンシューティング用のライトガンがついていたりと、ゲームにあわせてさまざまな形式を備えている。
座ることができる筐体としては以前「スターウォーズ着席型アーケードゲーム」を限定販売したが、レースゲームは「アウトラン着席型アーケードキャビネット」が初めてだ。
「アウトラン着席型アーケードキャビネット」は前述のとおり、セガの『アウトラン』シリーズ3作と『パワードリフト』の計4作を遊べる。筐体にはステアリングホイールとアクセルとブレーキペダル、17インチカラー液晶とステレオスピーカーを搭載。ほかのシートを使いたい場合などは、付属のシートを取り外すこともできる。
キャビネットは高さ約1.4メートル、シートの寸法は長辺が1メートル、短辺が約0.5メートル、高さ約0.5メートル。総重量は約50キロと、座れるレースゲーム筐体だけになかなか気合いの入ったスペックとなっている。
Arcade1up初の本格的アーケードレースゲーム筐体により、家でもアーケードのドライブが楽しめるようになる。「アウトラン着席型アーケードキャビネット」は12月上旬頃発売だ。
ライター/古嶋誉幸