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PS5は発売初日にはM.2 SSDの拡張に未対応。後日アップデートで対応することをソニーが確認

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 11月12日(木)の発売を控えた「PlayStation 5」(以下、PS5)は、発売後のアップデートによってSSDストレージの拡張に対応する。少なくとも初日には追加できないことを、ソニーは海外メディアThe Vergeを通じて確認した。
 ハードウェアとしてはM.2 SSDを追加できる内部スロットを備えている。このスロットは将来のアップデートによって有効化されることになる。互換性の確認もあるため、正式に対応が発表されるまでは追加のM.2 SSDストレージを買うのは避けた方が良いだろう。

※M.2 SSDとは、現在普及が進む高速SSDの規格。PS4で内蔵HDDと換装できた内蔵SSDとは異なる規格だ。

 The Vergeは複数のM.2 SSDメーカーに確認を取ったところ、自社のドライブがPS5に対応していると返答したメーカーはひとつもなかったという。その中の2社は、まだ互換性を確認するプログラムが開始されていないことを示唆している。

 一方、USB接続の外付けドライブには発売初日から対応。外付けドライブからはPS4のゲームが起動できる。記憶容量の関係もあり、PS5でPS4のゲームも遊ぶという方は、USB接続の外付けドライブをひとつ買っておいた方が良さそうだ。

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(画像はPlayStation公式Twitterアカウントより)

 PlayStation 5は885GBの内蔵SSDドライブを搭載しており、リーク情報によればそのうちの667GBが利用可能となっているという。複数のタイトルはインストールサイズも公表されており、リメイク版『デモンズソウル』は最小66GB(参考リンク)、『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』リメイク版『Marvel’s Spider-Man』も入れて105GB(参考リンク)、『CALL OF DUTY: BLACK OPS COLD WAR』はフルインストールで133GB(ただし、マルチプレイやゾンビなど必要なゲームモードのみをインストールしてサイズの縮小可)(参考リンク)となっている。
 発売時にSSDストレージは拡張できないが、少なくともPS5のローンチタイトルを複数インストールして容量が足りなくなるといった事態にはならないはずだ。また、ディスク版であればもう少しインストールサイズが小さくなる可能性がある。

 発売時点ではM.2 SSDストレージの追加ができないことは、3月に行われた技術者向けプレゼンテーション(参考記事)で示唆されていた。PS5に求められる条件を満たしたM.2 SSDの互換性の確認は、今年後半に実施されるという。

ライター/古嶋誉幸

ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
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