バグやパフォーマンスの低さが問題となり、返金周りの混乱が続いていた前世代機版『サイバーパンク2077』だが、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が返金に応じることを正式に発表した。くわえて、PlayStation Storeにおける『サイバーパンク2077』の販売は一時停止されており、新規の購入ができなくなっている。
日本については不明だが、日本のPlayStation Storeからも本作が検索できなくなっている。そのため、追って日本でも発表されると考えられる。CD PROJEKT RED ジャパン・カントリー・マネージャーの本間覚氏は、12月15日に本件について調査中であることを自身のTwitterアカウントで伝えていた。
SIEは全てのお客様にご満足いただける体験をお届けするべく努めております。この度、PS Storeから『Cyberpunk2077』(DL版)をご購入いただいたユーザーで希望される方には購入代金の全額返金を実施いたします。返金フォームは公開次第お知らせいたしますのでお待ちくださいますようお願い申し上げます。 pic.twitter.com/fHYXpW6yh2
— Ask PlayStation JP (@AskPS_JP) December 18, 2020
【更新 2020/12/18 18:20】 ダウンロード版『サイバーパンク2077』の返金フォームが公開された。返金を希望する場合は、購入時のPlayStation Network(PSN)アカウントでログインして返金のリクエストを送信する必要がある。なお、返金対応の進行や完了時期については「決済方法などによって異なる」と記載されている。
前世代機版『サイバーパンク2077』は、バグやパフォーマンスの問題を抱えており、ゲームを販売するCD PROJEKTも正式に謝罪、返金に応じる旨を伝えていた。一方でプラットフォーマーとの連携がうまく取れておらず、返金を受け入れられなかったという証言が多数見られた。
今回の発表で少なくとも海外のPlayStation 4ユーザーは、PS Storeでゲームを購入していた場合ゲームを返品することが可能だ。
SIEの海外向けアナウンスは以下の通り。
SIEはお客様に高いレベルでご満足いただけるよう努めておりますので、PlayStation Storeにて『Cyberpunk 2077』をご購入いただいたすべてのお客様を対象に全額返金を開始いたします。 また追ってお知らせするまで、PlayStation Storeから「Cyberpunk 2077」を削除させていただきます。
PlayStation Storeで『Cyberpunk 2077』をご購入いただいたことが確認でき次第、返金処理を開始いたします。 お支払い方法や金融機関によって返金完了までの時間が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
ライター/古嶋 誉幸