宇宙を舞台にしたオープンワールドゲーム『No Man’s Sky』で、ファンが数年掛けて少しずつ作った大作海底基地「サーマル・アンダーウォーター・リサーチ・デベロップメント」が完成した。
『No Man’s Sky』は1800京もの惑星・恒星を持つ巨大な宇宙を旅するオープンワールドゲームだ。宇宙船に乗って旅をするだけでなく、着陸した惑星で様々な資源を採集し、自分だけの基地を作ることもできる。基地はサーバーにアップロードでき、ほかのプレイヤーが訪れることもできる。
「サーマル・アンダーウォーター・リサーチ・デベロップメント」を作ったのはchongsparks氏で、無数のパイプや通路が伸び、工場好きにはたまらない基地になっている。
氏はPS4版『No Man’s Sky』のクリエイティブモードで、このネオン輝く海中工場を完成させた。その大きさはゲームの設定した制限を超えてしまい、訪問者は基地のすべてを見て回ることができないほどだという。
ゲームに設定された基地のパーツ数上限は3000個。上限を超えて建設するトリックを使い、それ以上の規模のものを造った。氏によるといつ上限を超えたのか分からないとのことで、数年掛けて造ったにふさわしい大作となっていることが分かる。
「すごい」、「かっこいい」、「あなたこそアンドリュー・ライアンだ!」など、基地を賞賛する無数のリプライが寄せられている。アンドリュー・ライアンは、海底都市を舞台にしたFPS『Bioshock』でゲームの舞台となる「ラプチャー」を造った男だ。巨大海底基地の作者にふさわしい賞賛だろう。
PC Gamerに対してchongsparks氏は、この基地は最初に基地を建てる場所を決め、何を建てるかを決めるのだと語る。そこからアイデアが形成され、基地はほとんど自然に成長していくのだという。
氏は初期の建設中の基地の写真も公開している。見比べるとどれほどの成長を遂げたのかわかりやすい。
この基地を見てみたいという方は、このツイートの画像に記載されているグリフコード(象形文字コード)を使ってワープすることができる。コードはゲーム内で学んでいなければ使えないためアクセスするのは少し大変だが、興味があれば探してみてほしい。
なお、今後氏はこの基地を撮影した動画も公開する予定とのことだ。
ライター/古嶋誉幸