じつは近年、海外でポリゴン数が少ないローポリ風のホラーゲームが続々と開発されている。そんななか、同ジャンルの開発者が集うコミュニティ「Haunted PS1」が、ホラーゲームの体験版を詰め合わせた作品集『The Haunted PS1 Demo Disc 2021』を3月末に配信すると発表した。
収録作25本のリストが公表されており、東京に拠点を置くゲーム開発スタジオKazumi gamesの『散歩』など注目作が並んでいる。なお体験版を詰め合わせた作品集のリリースはこれが一度目ではなく、前回も無料であったため今回も無料でPC向けに配布されると予想される。
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— Kazumi Games Studios (@KazumiStudios) January 31, 2021
『散歩』の舞台となるのはどことも知れない日本風の町、主人公は小学生の女の子だ。この町には正体不明の存在が徘徊しており、戦う術を持たない少女は隠れてやり過ごしたり逃げ回りながら町を探索しなければならない。さまざまな作品が収録される『The Haunted PS1 Demo Disc 2021』でも、日本がテーマとなっているめずらしい作品だ。
ゲームプレイの詳細はまだ明かされていないため公開された動画から判断するしかないが、怪異に遭遇すると、画面には「逃げろ」、「隠れて」、「Don’t Be Seen」(見つかるな)といった警告文が揺らめく。初代PS時代の『バイオハザード』などで採用されていた次々と切り替わる固定視点のカメラワークが採用されており、慣れていなければ逃げ回るのも一苦労となりそうだ。
『The Haunted PS1 Demo Disc 2021』にはほかにも、『バイオハザード』や『DEEP FEAR』に影響を受けた『Pathogen-X』や憧れのミイラになれる『マインクラフト』風(?)のサンドボックスゲーム『Mummy Sandbox』、とあるMMO RPGのサービス終了間際のサーバーで起きる恐怖を描く『Agony of a Dying MMO』、犬ぞりに乗って正体不明の乗客と山を目指すホラーゲーム『That Which Gave Chase』など、個性が強い作品の体験版が収録される。
『The Haunted PS1 Demo Disc 2021』の公式Twitterアカウントは、3月19日(金)に公開した最後のゲーム紹介ツイートのなかで「24時間以内にエキサイティングなニュースがあります!」と告知している。本作に興味がある方は、「Haunted PS1」コミュニティの公式Twitterアカウントをフォローして続報を待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸