映画版『返校 Detention』の邦題と日本版ポスターが決定。日本版タイトルは『返校 言葉が消えた日』。2021年7月に全国で公開予定

 配給会社ツインは、ホラーゲーム『返校 Detention』を映画化した台湾映画『返校』(原題)の日本版タイトルを『返校 言葉が消えた日』と発表し、日本版ポスターを公開した。2021年7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開となる。

 映画『返校 言葉が消えた日』は、台湾で2019年9月に公開されたゲーム『返校 Detention』を原作としたホラー映画。監督はこれがデビュー作となるジョン・スー氏。主人公の女子高生ファン・レイシンを新鋭のワン・ジンさんが演じている。
 台湾のゲームが映画化されるのは初めてのことであり、台湾の文化部(日本における文化庁)が全面的にバックアップしている。映画はオリジナルの精神に忠実でありつつ、ゲームではあまり描かれないシーンが加えられているという。

 本作は台湾では社会現象と呼べるほどの大ヒットを記録しており、2019年の台湾映画ではナンバー1の記録を打ち立てている。中華圏の映画賞・金馬奨では主要12部門にノミネートされ、そのうち新人監督賞、脚色賞、視覚効果賞、美術デザイン賞、歌曲賞の5冠に輝いた。

(画像はSteam『Detention』より)
(画像はYouTube「電影《返校》DETENTION」より)
(画像はYouTube「電影《返校》DETENTION」より)

 原作となるゲーム『返校 Detention』は、1960年代の台湾を舞台に、厳令下に国民党政権によって反体制派に対して行われていた政治的弾圧・白色テロをテーマにしているホラーゲーム。架空の学校である翠華高校の学生たちが体験する恐ろしくも悲しいストーリーを描いている。

 なおNetflixで観ることができるドラマ版『返校』は原作をベースにしつつ、30年後の後日談を交えて描いた物語。制作順からいえば『返校 言葉が消えた日』のほうが先となる。原作ゲームは、日本でもゲーム実況などを通じて人気を誇っており、映画『返校 言葉が消えた日』の公開を待ち望んでいた人も多いだろう。

 ゲームを開発したRed Candle Gamesのコーヒー・ヤオ氏は「ジョン・スー監督が描く映画の描写は、まるで魂自体が現れ出すような感じだ」と絶賛しており、その内容に期待が持てそうだ。

 映画『返校 言葉が消えた日』はTOHOシネマズ シャンテほか全国で7月に公開予定だ。

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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