サッカーパンチ・プロダクションズは時代劇オープンワールドゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』を映画化すると発表した。監督は『ジョン・ウィック』のチャド・スタエルスキ氏が務める。あわせて、同作の累計実売本数650万本突破も明かされている。
『Ghost of Tsushima』の映画化が決定!
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) March 25, 2021
監督は「ジョン・ウィック」シリーズのチャド・スタエルスキ氏。
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『ゴースト・オブ・ツシマ』は2020年7月に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。鎌倉時代後期に起こったモンゴル帝国による日本侵略をテーマとしており、主人公・境井仁は侵略を受けた対馬の生き残った侍として、モンゴル帝国に対して復讐の旅に出る。ゲームは対馬がオープンワールドとして表現され、「武士の誉れ(名誉)とは何か」が描かれる。
今回の映画化は、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントとサッカーパンチによるパートナーシップで実現。サッカーパンチはエグゼクティブ・プロデューサーを務める。ゲーム同様、境井仁のストーリーが描かれるという。
またキアヌ・リーヴス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』シリーズを手掛けたことで知られる、チャド・スタエルスキ氏が本作の制作に関与することが発表。
本作を先駆けて独占情報として報じた海外メディアDEADLINEによると、チャド・スタエルスキ氏は監督を務めるという。『ジョン・ウィック』同様、スタイリッシュなアクションに期待ができそうだ。
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詳しいキャスティングは発表されていないが、ゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』では、境井仁をダイスケ・ツジ氏、主人公の叔父・志村をエリック・スタインバーグ氏が演じていたので、映画でも続投をするのか、それとも違う俳優が演じることになるのか気になるところだ。
本作はソニー・ピクチャーズとプレイステーション・プロダクションのパートナーシップから生まれた2本目の映画となり、1本目である映画版『アンチャーテッド』は現在ポストプロダクションの最中だ。こちらは2022年2月11日の公開が予定されている。ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとプレイステーション・プロダクションは、HBO向けにTVシリーズ『The Last of Us』の制作も進めている。『ゴースト・オブ・ツシマ』はそれに続く形で、ビデオゲームの映像化するソニー・ピクチャーズの方向性がより鮮明になった形だ。
売り上げ全世界650万本を突破したことも報告された『ゴースト・オブ・ツシマ』。本作は発売3日間で全世界240万本を突破する人気を誇ったが、映画化が決まったことによりまだまだ数字を伸ばすことになるだろう。映画版はキャスティングや公開日など不明な点は多いが、『ゴースト・オブ・ツシマ』は日本の世界的な映画監督・黒澤明にオマージュしているだけあって、本作がどのような侍映画として映像化されるのか気になるところ。続報に期待したい。
ライター/福山幸司