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約4年ぶりの新作『スパロボY』をひと足先に体験してきた! ロボに搭乗しないヒロインやサブキャラまで参戦&育成可能になってる…!

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バンダイナムコエンターテインメントより、8月28日(木) に発売されるNintendo Switch、PlayStation 5、Steam向けゲームの『スーパーロボット大戦Y』。本作は、日本を代表するロボットアニメが多数登場するシミュレーションRPGで、シリーズとしては34年目だ。

前作の『スーパーロボット大戦30』より約4年ぶりの新作ということもあり、待ちに待っていたというファンの方も多いのではないだろうか?

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今回の『スーパーロボット大戦Y』には、20作品以上の作品が登場する。そのうち、シリーズ新規としては『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season1、『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』『SSSS.DYNAZENON』の3タイトルが参戦。それに加えて、家庭用ゲーム機向けとしては、『ゲッターロボ アーク』『マクロスΔ』(機体のみ)、『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』の3タイトルが参戦することでも話題となった。

また、往年のロボットアニメファンに嬉しいポイントとして、「マジンカイザー」兜甲児の声を石丸博也さんが、「ライディーン」ひびき洸の声を神谷明さんそれぞれが担当。

新システムとして「アシストリンク」や「STGメモリー開放」が追加、UIを今風に遊びやすく改修しているなど、ゲームとしても大きく進化を遂げているのである。

リリースに先駆けて、本作をひと足お先に体験することができた。また、後半ではプロデューサーであるバンダイナムコエンターテインメントの戸澗宏太氏へのインタビューも実施しているので、そちらも合わせてご覧いただけると幸いだ。

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バトルではアニメチックな演出も盛り込まれており、気分も盛り上がる!

文・取材/高島おしゃむ
編集/anymo


「タクティカル・エリア・セレクト」や「AUTOバトル」も前作からブラッシュアップ

今回遊んだバージョンでは、あらかじめユニットなどが設定された状態でひとつのミッションをプレイすることが可能であった。実際のプレイに触れる前に、今作の新機能など注目ポイントをざっくりとピックアップしてご紹介しておこう。

従来までの『スーパーロボット大戦』(以下、スパロボ)同様に、作品としての醍醐味のひとつはなんといっても戦闘時に映し出される派手なアニメーションだ。特に自分な好きな作品やロボットが活躍する場面がアニメーションで映し出されることで、戦闘中の気分もアツくなる。

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本作の主人公は、月ノ輪クロス月ノ輪フォルテのふたりだ。月ノ輪クロスは、特殊戦闘員NINJA集団「特戦隠密・朧」の頭領。任務の遂行を最優先事項にし、一切の私情を捨てて戦うといった冷徹なキャラクターだ。月ノ輪フォルテは、NINJA集団「特戦隠密・朧」の隊員、またクロスの妹でもある。未熟な部分はあるが、ポジティブで困難に立ち向かっていく。最初にこのふたりのどちらかを選んでから、ゲームをスタートすることになる。

もうひとり、重要なキャラクターとして登場するのがエチカ・Y・フランバーネットだ。14歳の誕生日に突如都市の役割も備える戦艦「機動要塞都市エーアデント」の所有者となる少女で、その成長の姿が描かれていくようだ。

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こちらは主人公のひとりである月ノ輪クロス。CVは深川和征さんで、キャラクターデザインは渡邉亘氏が担当している。

さらに、今回はUIも調整されている。シリーズを初めてプレイする人でも遊びやすいように、最近のシミュレーションゲームなどを参考にしながら調整がくわえられているほか、前作『スーパーロボット大戦30』を踏まえてユーザーから寄せられた意見なども取り入れられている。

「タクティカル・エリア・セレクト」は、引き続き今作でも導入。本機能は、用意されているミッションを好きな順番でこなしていき、自分の好きな作品の機体をいち早く手に入れることができるというメリットがあった。その一方で、自由度を高めすぎたことからシナリオがわかりにくくなってしまうというデメリットも。本作では、そのあたりのバランス感も調整されているとのことだ。

もうひとつ、一部アルゴリズムなどの調整が行われたのが「AUTOバトル」だ。わかりやすいところだと、前作の『スーパーロボット大戦30』では「ヒット&アウェイ」
を持っている場合でも攻撃した後に移動をしなかったのだが、その部分がなおっていたり、精神コマンドも状況に応じて使用するなど、より自然に立ち回るように進化している。

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自分で操作するのもいいが、「AUTOバトル」で戦うこともできる。

「アシストリンク」でヒロインやサブキャラなど戦闘に直接参加しないキャラクターも出撃可能に

『スーパーロボット大戦Y』で新たに登場するシステムはふたつ。「アシストリンク」「STGメモリー開放」だ。「スパロボ」の魅力のひとつは、好きな作品やパイロット、キャラクターに育成リソースを注ぎ込んで活躍させることだろう。今回追加された「アシストリンク」によって、作品のサブキャラクターやヒロインなど、戦闘に直接参加しない(機体に搭乗しない)キャラクターも育成することができる。

アシストクルーの効果を発揮するには、敵を撃破すると溜まっていく「アシストカウント」が必要。それぞれのクルーは異なる効果を発揮することができ、エネルギーを回復したり攻撃力をアップしたりとさまざまだ。

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こちらが「アシストリンク」を選んだときの画面。

このアシストクルーたちは、出撃させるかミッション中に効果を使用することで、経験値を手に入れることができる。経験値がたまるとRANKが上昇し、パッシブ効果やコマンド効果が強くなっていく。

なお、アシストクルーのランクは最大4まで上げることができ、それによってビジュアルが変わるほか、アシストクルートークと呼ばれる会話を楽しめるようになっている。

さらに、このアシストリンクには「シナジー効果」という要素も用意されている。それぞれのアシストクルーは、「RED」、「BLUE」、「GREEN」という3つのグループに分けられており、同一グループで3名以上編成することでシナジー効果が発生。6名以上でより強力な効果が発生するのだ。

なお、これらはプレイヤーの編成を縛ることを意図して開発されたものではないとのこと。もちろん、シナジー効果を意識せず自分の好きなキャラクターを選んで編成してもまったく問題ない。たとえば、最後のふた枠で誰を入れるか悩んだときに、シナジー効果を考えて選ぶといった使い方をしてほしいとのことだ。

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アシストクルーはグループの人数によってシナジー効果が発生する。

もうひとつの「STGメモリー開放」は、ミッションクリアでもらえるMXP(ミッションエクスペリエンスポイント)と呼ばれるポイントを消費して、ツリー状に効果を解放していくことができるシステムだ。ツリーには3つの方向が用意されており、それぞれ赤は攻撃系、青は防御系や精神コマンドに関する効果、緑は経験値や改造資金、アシストリンクに関わる効果が多めに配置されている。そのため、どの方向を優先的に解放していくかによって、プレイヤーの好みのスタイルが選べるようになっているのである。

この「STGメモリー開放」自体は、ゲームを進めていくにつれてどんどん円が広がっていくような作りになっている。また、回数制限などもなく何度でもやり直しができるため、試行錯誤しながらスタイルを作り上げていくことができる。

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ライター
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。
編集者
3D酔いに全敗の神奈川生まれ99’s。好きなゲームは『ベヨネッタ』『ロリポップチェーンソー』『RUINER』。好きな酔い止めはアネロンニスキャップとNAVAMET。
Twitter:@d0ntcry4nym0re

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