実際にシミュレーションパートを体験。『コンバトラーV』の豹馬と『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season1のスレッタが一緒に出撃!
今回は、特別に作られたシミュレーションパートをプレイすることができた。
勝利条件は敵の全滅で、敗北条件は味方戦艦の撃破という、比較的シンプルなものだ。時間にして40分程遊ぶことができたのだが、だいたい先行と後攻のターンを各2回ほどプレイしてミッションをクリアすることができた。
編成などもあらかじめ設定されており、味方は12ユニットで開始。その直後に、16体の敵ユニットが取り囲むように出現してバトルが開幕する。このときに、のっけからキャラクターたちの会話が流れるのだが、『コンバトラーV』の豹馬と、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season1のスレッタが同列で登場するだけで、昭和生まれ・昭和ロボットアニメど真ん中世代ということもあり、思わずニヤリとしてしまった。
まったく異なる時代の作品で他の作品ではまったく味わうことができないお祭り的なコラボ感が、まさに『スパロボ』ならではの魅力といったところだろう。
「スパロボ」シリーズの前提として、ゲーム自体は一般的なターン制のシミュレーションRPGとそれほど大きくは変わらない。ターンはプレイヤー側からスタートし、最初にユニットを選んで移動や攻撃、待機などのコマンドを選んでいくことになる。ユニットを移動するときの表示もわかりやすく、移動可能な範囲のマス目が青く表示されるようになっていた。

ユニットを移動して攻撃コマンドを選ぶと、どの武器で攻撃するか選択できる。それぞれ攻撃力や射程、消費するエネルギーなどが数値で表示されるので、リソースとのバランスを考えながら選んでいこう。このときに攻撃範囲が赤く表示されるので、これを目安にターゲットを選ぶ。
本作で改良されたUIの特徴として、武器を選んで攻撃対象を選択するとダメージ予測の画面が表示される。こちらでどれぐらい相手のHPを削ることができるのか予測することが可能だ。もちろん、ダメージが足りず削りきれないことがわかったときは、武器を変更することもできる。
準備が整い戦闘開始を選ぶと、バトルシーンが流れる。武器によってはアニメと同じ様に技の名前を叫びながらアニメーションが流れるほか、攻撃のスタイル自体も、ロボットごとに個性が出ているところもユニークだ。

今回プレイしたバージョンでは、主人公のひとりである月ノ輪クロスとその愛機ルーンドラッヘが登場。バトルシーンでは忍者キャラらしく、ロボットによる攻撃も手裏剣や忍者走りといった要素が盛り込まれていた。


ユニットを選んだときや、攻撃予測の画面で表示されるのが「アシストリンク」のコマンドだ。今回のバージョンでは、あらかじめ9人のアシストクルーが設定されていた。このキャラクターたちのコマンドもバラエティに富んでいる。
たとえばマリの「溢れる想い」は、コマンドを使用したメインパイロットのSPを20回復することができる。ほかにもさやか&ジュンのコマンド「二人の応援」は、コマンドを使用したユニットと周囲2マス以内にいる味方ユニットに精神コマンド「努力」をかけるというものだ。コマンド効果は確認ができるので、使える場面があったらどんどん活用していこう。

なお、今回のミッションでは12の味方ユニットが登場する。それぞれユニットを選んで操作を行っていくのだが、数が多いとどのユニットに指示を出していないかわかりにくいことがある。そんなときに便利なのが、「部隊表」だ。こちらを選ぶことで、まだ操作していない味方ユニットが簡単に確認することができるようになっていた。

ユニットに指示を出し終えたあとで、コマンドから「フェイズ終了」を選ぶと敵のターンになる。通常のシミュレーションRPGと少し異なる点は、この敵のターンの攻撃であっても反撃や防御、回避などの行動を選択したり、アシストリンクが使えるようになっているところだ。