ダウンロード販売プラットフォームEpic Games Storeにて、サイバーパンクがテーマのパズルアドベンチャーゲーム『Tales of the Neon Sea』の無料配布が開始された。期間は4月9日(金)0時まで。対応言語は英語、中国語(簡体)だ。
『Tales of the Neon Sea』は未来のディストピア世界を舞台とした作品。この世界では人間と自我を持つロボットは同じように生き、お互いに排除し合いながらも共存する奇妙な依存関係を続けている。プレイヤーは警察に失望して仕事を辞めた元警察官の私立探偵となり、酒に依存した生活を送りながらさまざまな事件を調査していくことになる。
メインストーリーで主人公は、バーでとある失踪事件に遭遇し、長年追い続けていた行方不明の殺人鬼へのヒントを掴むことになる。さまざまな事件を推理する本作はアドベンチャーゲームと銘打たれているものの、トレイラーを見ればわかるようにゲームプレイはパズルアクションがメイン。操作可能な“アシスタント”である黒猫のウィリアムとともに、道を切り開いたり重要な証拠を手に入れたりしていく。
猥雑なネオンが輝くサイバーパンクシティの造形や、殺人鬼の凄惨な殺人現場など、現代的な照明や視覚効果を組み合わせた美しいピクセルアートで描かれた世界も本作の魅力と言えるだろう。サイバーパンクらしい世界設定の作り込みも用意されており、たとえば「ロボットたちの世界に神がいたら?」や「ロボットが人間と同じ権利を持っていたら?」というifの未来を楽しめる。
『Tales of the Neon Sea』の無料配布は4月9日0時まで。次回はゲーム開発をテーマにしたアドベンチャーゲーム『3 out of 10: Season Two』の無料配布が予定されている。
ライター/古嶋誉幸