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ゲーム開発者が選ぶ「GDCアワード2021」の最終候補が発表。ゲーム・オブ・ザ・イヤーは『あつまれ どうぶつの森』『The Last of Us Part II』『Half-Life: Alyx』『ハデス』『ゴースト・オブ・ツシマ』が競う

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 ゲーム開発者会議(Game Developers Conference、以下GDC)の主催団体は、開発者によって選ばれるゲームアワード「第21回GDCアワード」の最終候補ノミネート作品を発表した。受賞作品は7月19日(月)から23日(金)にオンライン開催されるGDCのなかで発表される。

ゲーム開発者が選ぶ「GDCアワード2021」の最終候補が発表。ゲーム・オブ・ザ・イヤーは『あつまれ どうぶつの森』『The Last of Us Part II』『Half-Life: Alyx』『ハデス』『ゴースト・オブ・ツシマ』が競う_001
(画像はGame Developers Conference (GDC)より)

 GDCアワード(Game Developers Choice Awards)は、「The Game Awards」や「D.I.C.E Awards」と並んでゲーム賞のなかでももっとも権威ある賞。ビデオゲーム業界のあらゆる分野の主要なゲームクリエイターで構成される招待制のグループ・ICANのメンバーによって投票が行なわれ賞が授与される。ICANメンバーは自身が関わっているゲームの推薦や投票をすることはできないルールとなっている。

 昨年は『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!』が見事ゲーム・オブ・ザ・イヤーに輝いている。2020年のゲームが対象となる第21回GDCアワードの最終候補は以下の通り。

■ゲーム・オブ・ザ・イヤー
『あつまれ どうぶつの森』(任天堂企画制作本部/任天堂)
『The Last of Us Part II』(Naughty Dog/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『Half-Life: Alyx』(Valve)
『ハデス』(Supergiant Games)
『ゴースト・オブ・ツシマ』(Sucker Punch Productions/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

■ベスト・オーディオ賞
『ハデス』(Supergiant Games)
『The Last of Us Part II』(Naughty Dog/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『Doom Eternal』(id Software/ベセスダ・ソフトワークス)
『ファイナルファンタジーVII リメイク』(スクウェア・エニックス)
『ゴースト・オブ・ツシマ』(Sucker Punch Productions/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

■ベスト・デビュー賞
『Phasmophobia』(Kinetic Games)
『ウムランギジェネレーション』(Origame Digital/Playism, Origame Digital)
『Carrion』(Phobia Game Studio/Devolver Digital)
『Mortal Shell』(Cold Symmetry/Playstack)
『Raji: An Ancient Epic』(Nodding Heads Games/Super!Com)

■ベスト・ゲームデザイン賞
『ゴースト・オブ・ツシマ』(Sucker Punch Productions/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『The Last of Us Part II』(Naughty Dog/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『ハデス』(Supergiant Games)
『あつまれ どうぶつの森』(任天堂企画制作本部/任天堂)
『Half-Life: Alyx』(Valve)

■イノベーション賞
『Microsoft Flight Simulator』(Asobo Studio/Xbox Game Studios)
『Dreams』(メディアモレキュール/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『Half-Life: Alyx』(Valve)
『Fall Guys: Ultimate Knockout』(Mediatonic/Devolver Digital)
『ハデス』(Supergiant Games)

■ベスト・モバイルゲーム賞
『The Pathless』(Giant Squid/Annapurna Interactive)
『原神』(miHoYo)
『レジェンド・オブ・ルーンテラ』(Riot Games)
『Alba: A Wildlife Adventure』(ustwo/PID Publishing)
『If Found…』(Dreamfeel/Annapurna Interactive)

■ベスト・物語賞
『Kentucky Route Zero: TV Edition』(Cardboard Computer/Annapurna Interactive)
『ファイナルファンタジーVII リメイク』(スクウェア・エニックス)
『ハデス』(Supergiant Games)
『The Last of Us Part II』(Naughty Dog/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『ゴースト・オブ・ツシマ』(Sucker Punch Productions/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

■ベスト・技術賞
『The Last of Us Part II』(Naughty Dog/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『Half-Life: Alyx』(Valve)
『Dreams』(メディアモレキュール/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『ゴースト・オブ・ツシマ』(Sucker Punch Productions/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『Microsoft Flight Simulator』(Asobo Studio/Xbox Game Studios)

■ベスト・ビジュアルアート賞
『ゴースト・オブ・ツシマ』(Sucker Punch Productions/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『ハデス』(Supergiant Games)
『The Last of Us Part II』(Naughty Dog/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『オリとウィスプの意志』(Moon Studios/Xbox Game Studios/iam8bit)
『サイバーパンク2077』(CD Projekt RED/CD Projekt)

■ベスト・VR/AR賞
『The Walking Dead: Saints & Sinners』(Skydance Interactive)
『Paper Beast』(Pixel Reef)
『Dreams』(メディアモレキュール/ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『Half-Life: Alyx』(Valve)
『Star Wars:スコードロン』(Motive Studios/エレクトロニック・アーツ)

 なおGDCのホームページには、各部門の最終的な5作品の候補から外れた「佳作」も同時に掲載されているので、気になった人はチェックしてみて欲しい。

ライター/福山幸司

ライター
ゲーム開発者が選ぶ「GDCアワード2021」の最終候補が発表。ゲーム・オブ・ザ・イヤーは『あつまれ どうぶつの森』『The Last of Us Part II』『Half-Life: Alyx』『ハデス』『ゴースト・オブ・ツシマ』が競う_002
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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