Blendo GamesとAnnapurna Interactiveは、宇宙貨物船を舞台にしたスパイFPS『Skin Deep』に関するパートナーシップの締結発表にあわせて、新しいアナウンストレーラーを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)だが、発売日は執筆時点で不明となっている。
『Skin Deep』はステルスを重視した一人称視点のシューティングゲーム。貨物宇宙船を舞台に、プレイヤーはスパイとなって宇宙海賊たちと戦わなくてはいけない。ただしトレイラーを見るとわかるように、このスパイは一切失敗を犯さない超一流のスパイというわけではないようだ。冷凍睡眠から目覚めたばかりで靴を履いておらず、地面にガラスの破片が散らばっていると足に怪我をする。しかもアレルギー持ちなのでエアダクトへ忍んでいる際にくしゃみをしてしまい、敵に気付かれることもある。
映画『ダイ・ハード』のようなユニークなFPSを開発しているのは、インディー開発スタジオBlendo Games。ゲームはブレンドン・チョン氏がほぼひとりで開発している。
このスタジオはカルト的な人気を誇っており、ヘリで人々を救助しつつ、ゾンビを爆撃するストラテジーゲーム『Atom Zombie Smasher』や、目まぐるしく展開が変わり、10分程度で完結する一人称視点のアドベンチャーゲーム『Thirty Flights of Loving』など斬新なゲームで注目を集めた。
本作『Skin Deep』のSteamストアでの説明もゲームの内容がほとんどわからないものだが、今回と前回公開されていたトレーラーを見ると、壁と壁の間に挟まって隠れつつ狙撃ができたり、宇宙船の内壁を破壊して宇宙に放り出されるシーンがあるなど、かなり自由度が高そうだ。
今回の発表はBlendo Gamesが、インディーゲームのパブリッシャーを多く務めているAnnapurna Interactiveとパートナーシップを務めるというもの。『Skin Deep』自体は2018年に発表されており、今回のパートナーシップの締結でより開発は安定的なものになりそうだ。
残念ながら発売日の発表はされておらず日本語対応のアナウンスもないが、続報に期待したい。
ライター/福山幸司