2019年に設立された独立系ゲーム開発会社Sinistrum Gamesは、新作ホラーゲーム『Broken Veil』を正式に発表した。2021年にPC(Steam)にて発売予定だ。公式サイトと海外メディアIGNのYouTubeチャンネルを通じてティーザートレイラーも公開している。
『Broken Veil』は、ホラー要素のあるパズルアクションゲームだ。舞台となるのはソ連崩壊直後、ロシアのとある片田舎。ゲームに登場する土地は実在の場所をモチーフにしているという。プレイヤーはそんなロシアの田舎に住む小さな少年となり、顔のない群衆の中から最愛の母親を探すことになる。
トレイラーやスクリーンショットなどから伝わるゲームの雰囲気は、ホラーゲーム『リトルナイトメア』シリーズを想起させるものとなっている。力はないが、物陰に隠れ知恵を絞って先を目指す小さな少年。まるでモンスターのように主人公を探し回る不気味な大人たち。2Dアクションをベースに、奥行きのある3D表現でプレイヤーの恐怖をあおる。恐怖心を克服し、知恵と勇気で障害やパズルを切り抜けてゴールを目指そう。
だが、世界には敵対する存在ばかりではない。ネコは子供の友達だ。彼らは主人公がパズルを解くのを喜んで手伝ってくれる。ロシアで90年代にはやったというレーザーポインターを使えば、望む場所にネコを連れて行くこともできる。うまくいったら、やさしくなでてあげよう。
ソ連崩壊後のロシアを舞台に、『リトルナイトメア』のようなホラーが楽しめそうな『Broken Veil』。興味がある方はSteamのウィッシュリストに登録し、続報を待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸