ワーナーブラザースジャパンは、同名格闘ゲームを映画化した映画『モータルコンバット』について、7分の冒頭ノーカットの本編映像をYouTubeにて公開した。ハサシ・ハンゾウ/スコーピオンを演じた俳優・真田広之さんのアクションが見れるものとなっている。映画は6月18日(金)より全国ロードショー。
ゲーム『モータルコンバット』は、1992年にリリースされた対戦型格闘ゲームシリーズ。相手にとどめを刺す残虐描写「フェイタリティ」を特徴としており、アメリカではその過激な内容から人気を誇っている。
今回の映画版ではゲームおなじみのキャラクターが多数登場。ストーリーは封建時代の日本からはじまり、舞台は現代へ。総合格闘技選手コール・ヤングは金のために戦う日々を送っていた。ある日、魔界の皇帝シャン・ツンが放った刺客サブ・ゼロに命を狙われることになり、そこで世界の命運を懸けた格闘トーナメント「モータルコンバット」の存在を知ることになる。
今回の解禁された7分にもわたる本編ノーカット映像では、ハサシ・ハンゾウが白井流の忍者として闘いの中に身を置きながらも、妻のハルミや子どもたちと過ごしているシーンからはじまる。そんななか、宿敵のビ・ハンからの襲撃を受けて最愛の家族を奪われたハンゾウが刀と体術を駆使、血しぶき立てながら敵を葬っていく。
この圧巻のアクションシーンを披露した真田広之さんは、「アクションだけがショータイムのように先行してもいけないし、物足りなくてもいけないので、しっかりと、なぜ今このキャラクターは戦っているのか、戦っている時に何を考えているのか、その振り付けの一手一手に感情のサブタイトルが見えるような、そういうシーンにしたいね。という話を(監督と)していたので、それを確実に観客に届けたい」とコメント。
さらに「おもにアクションへの期待が大きい作品だと思うので、期待に応えながらも、しっかりとドラマやキャラクターに感情を刷り込んでいく、アクションに流されず、ドラマに溺れず、バランスをとるのが、一番の挑戦でしたね」とも話した。
この冒頭シーンについて、本作を監督したサイモン・マッコイド監督も「映画の最初で、素晴らしいエモーショナルな演技を与えくれる役者がいることは、僕にとってとても重要だった。本当に彼は素晴らしい役者だ。僕が見たことのないやり方で刀を使うことが出来る。彼の刀の使い方は見事だよ。そして、彼は素晴らしいファイターでもある。彼にはとても多くの経験があって、運動能力に長けている。そして、彼はとても謙虚だ。彼のことは大好きだよ」と真田を絶賛した。
ハリウッドの精鋭たちが作り上げた圧倒的なアクション描写、そして重厚なヒューマンドラマをも楽しむことが出来る映画『モータルコンバット』は、6月18日(金)より全国ロードショーだ。