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『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』新たなる舞台となる「高校」やバトルシステム、プレイスポットなどの詳細が明らかに。ゲームセンターでは名作『ソニック・ザ・ファイターズ』がプレイ可能

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 セガは、リーガルサスペンスアクション『JUDGE EYES:死神の遺言』の続編『LOST JUDGEMENT:裁かれざる記憶』の舞台とゲームバトルに関する、さらなる詳細を発表した。

 本作のプラットフォームはPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S。価格は通常版が税込9119円。デジタルデラックス版が12290円。9月24日(金)に発売予定。

■『JUDGE EYES:死神の遺言』の物語

 『JUDGE EYES:死神の遺言』の舞台は、神室町と横浜・伊勢佐木異人町。元弁護士の探偵・八神隆之は神室町は探偵稼業を続けており、横浜にある高校のいじめ調査を機に、警察や半グレ集団などが複雑に絡み合う、先の読めない殺人事件に巻き込まれていく。

 その事件とは、現役警察官の江原が起こした電車内の痴漢事件。だが江原は裁判中に横浜で発見されたある死体の身元を証言するという不審な行動を見せる。この死体に関する事件の犯人は、江原の可能性があるが、その死体の死亡推定時刻は江原が痴漢事件と同じ時間帯だった。

 江原の弁護を請け負っていた源田法律事務所の城崎さおりは、この事件に関する調査を八神に依頼。そして八神は事件を通して「法か、正義か」が問われることになる。

■八神が調査することになる私立高校「誠稜高校」

 今回、舞台のひとつとして詳細が明らかになったのは、伊勢佐木異人町にある私立高校「誠稜高校」。進学校との触れ込みではあるものの、一部生徒の行動から、街では「程度が低い」との声もあがっている学校だ。

 理事長である奥田は、校内に生徒らのいじめがないか確認するために探偵を雇って調査しようとしており、八神らの出番となった。今作の事件の発端となる場所であるとともに、八神が高校に潜入して繰り広げられる「ユースドラマ」の主な舞台となっている。

■生徒たちとの交流を描く新コンテンツ「ユースドラマ」

 堂々と誠稜高校内を調査するための口実を探していた八神は、とある出来事を通じて出会った生徒・天沢鏡子が所属するミステリー研究会が顧問の退任により、廃部の危機に陥っていることを知る。そこで、八神は部外者でも部活指導ができる制度を利用し、顧問を買って出ることに。そこで八神は伊勢佐木異人町の高校生の間で囁かれる都市伝説「プロフェッサー」に関する噂を聞く。

 プロフェッサーは、「非行の総合コンサルタント」などと呼ばれており、願いを書き込むと叶えてくれる《裏サイト》を運営し、次々と非行に導いている正体不明の人物だ。そんな都市伝説の真相を解明すべく、八神はプロフェッサーにそそのかされた「非行生徒」がいると噂される、様々なコミュニティに潜入していくことになる。

 ミス研の顧問を担当することとなった八神は、「プロフェッサー事件」以外でも、日夜誠稜高校で起こる事件や奇妙な謎を解き明かすため、天沢鏡子と共に伊勢佐木異人町中を駆け回ることになる。時にはUFOによる誘拐の謎を解くなどのオカルトチックな依頼や、天沢も変装して共に調査することもあだろう。そして八神が潜入するのは部活だけではなく、ときには暴走族の対象になることも。メンバーと友情や信頼を築き、彼らから情報を引き出すことが重要となる。

■部員たちと踊ることもできる「誠稜高校ダンス部」

 天沢の手引きで八神が最初に訪れることになるのが、誠稜高校ダンス部「誠稜ラビッツ」だ。休みがちな顧問の教師に代わり、華麗なダンスを見せて信頼を勝ち取った八神はダンス部のアドバイザーを引き受けることになるが、真の目的は部内にいると噂される「パパ活女子」の調査だった。

 金銭だけくすねて姿をくらます手口から、半グレ達に目を付けられているとの噂があり、その女子部員を一刻も早く見つけ出して警告してあげなくてはいけない。「非行の総合コンサルタント」プロフェッサーは、ひたむきな努力と恋を繰り広げる彼女たちの背後でいかに暗躍しているのか。

 ダンス部のミニゲームでは画面上部から降ってくるアイコンを、流れる楽曲に合わせて押す簡単操作のリズムゲームが楽しめる。上手く押し続けるとQUALITY ゲージが溜まり、一定以上になると成功だ。

 楽曲の途中でいつでも使用できる「EX 振付け」は判定を甘くしてくれたり、より多くのゲージを獲得。これは特殊な振り付けでダンスをするものとなっており、物語や街の捜索によって増えていく。

■ロボット部を「RE ロボコンテスト」の優勝に導け

 伊勢佐木異人町で多発しているというロボットによるひったくり事件。ひったくりロボットと誠稜高校ロボット部の繋がりあるかもしれず、八神はロボット部の部室を訪れた。

 だが、そこで待ち受けていたのはロボット部部長・沖手河童夢(おきてがわどうむ)の門前払いともいえる言葉だった。だが、八神はロボット部が参加中の大会「RE ロボコンテスト」に向けた調整試合で、欠場した生徒の代理としてロボットの操縦(オペレーター)を任され、そこから一目置かれる存在となる。

 こうしてロボ部に潜入することに成功した八神はチームワークに欠ける部員たちをまとめ上げ、大会をともに勝ち抜くことを目指しつつも、その裏でひったくりロボット事件を探っていくことになる。だがここにも「プロフェッサー」の影が暗躍していたのだった。

 ロボット部のミニゲームでは、互いに3台のロボットを用いて対戦する陣取りバトルアクションを楽しむことができる。練習試合とロボットのカスタマイズを重ね、「RE ロボコンテスト」優勝を目指そう。

 バトルフィールドに出現するブロックを獲得・配置すると、フィールドが自チームの色に切り替わり陣地を獲得できる。敵の陣地を上書きして自チームの陣地に塗り替えることもできるので、ブロックを配置する場所とタイミングの駆け引きが重要となる。「制限時間内に敵チームよりも多くの陣地を獲得すれば勝利」が基本ルールだが、敵チームの拠点を自チームの陣地にすることでも勝利となり、劣勢でも逆転が狙えるエキサイティングなルールとなっている。

■さらなる進化を遂げた「バトルアクション」

 前作『JUDGE EYES:死神の遺言』のバトルシステムは、状況に応じてスタイルを変化させることによって敵と戦っていくものだったが、本作では従来の「円舞」と「一閃」に加えて、本作では新バトルスタイルとして「流」(ながれ)が登場する。

 「円舞」は、多くの敵を巻き込み制圧するのが特徴のスタイルだ。本作ではさらにアクロバティックさに磨きがかかり、さらなる多人数攻撃が可能に。フィニッシュで放つ回し蹴りは巻き込み範囲が拡大しており、「舞空」など空中でのアクションが進化しており、空中からの攻撃や、空中への回避技もほかのバトルスタイルよりも優れた特徴となっている。

 「一閃」は、手数が多く、敵のガードを打ち破る強力な攻撃でタイマンを有利に進められるスタイルだ。各個撃破を得意としており、より鋭さを増した攻撃になっており、究極技のひとつ発勁(はっけい)もド派手に進化。相手の攻撃を見極め、その力を利用して敵を倒す華麗なバトルアクションを簡単に楽しむことができる。

 そして新スタイル「流」は、敵の全力攻撃を受け流し、武器を奪って無力化するという、八神の新たな強さを体現する性能を備えている。「流」は他のバトルスタイルよりも投げ技に特化しており、投げ技によって巻き込み範囲や威力が異なる。また、敵の持っていたバットを吹っ弾き飛ばすなど、武器を解除できるのも特徴のひとつだ。

 成長システムは、前作と同じくスキルポイント(Sp)を使い、各バトルスタイルの能力をはじめとする、様々な「スキル」を身に着けることができる。スキルポイントはストーリーの進行や、ミニゲームのプレイ、エンカウントバトルでの勝利など、様々な場所で入手が可能だ。

 本作で新たに「バトルリワードシステム」が追加されており、バトル中に特定条件を達成することで、バトル勝利時に追加でスキルポイントが入手可能に。様々なアクションを繰り出すことで、1 度のバトルでより多くのスキルポイントがもらえる仕組みとなってい
る。

■より多彩になった「調査アクション」

 様々な事件の謎を解くために必要となる「調査アクション」は、前作よりも高度な調査や、臨場感あるアクションが可能となっている。前作の「尾行」「チェイス」に加えて、アクロバティックな動きを生かした活かした「アスレチック」、隠密行動をとる「スティール」などが追加されている。

 「尾行」は、調査のターゲットとなる人物の行動を明らかにするために必要な、探偵の基本行動だ。今作ではターゲットのAI が大幅に進化し、警戒の度合いに応じて、走って逃げる・近寄って観察してくる・物陰に身を隠すなど、臨機応変に行動が変化する。より手ごわくなったターゲットに対して、周囲の環境に溶け込むことで相手の警戒を解く新アクション「ごまかしアクション」をうまく利用して、ターゲットの目を欺こう。

 「チェイス」は、人混みや障害物にぶつからないように注意しながら、逃走するターゲットを追いかけるアクション。今作はよりアクロバティックな行動をとって追いかけられるようになっている。

 「アスレチック」は、通常では移動できない場所を、八神らしいアクロバティックな動きで切り抜ける新調査アクション。壁の凹凸やパイプを利用して移動したり、目的地にたどり着くためにジャンプを使用することしたりなど、行動範囲は大きく広がっている。腕の力を使用してパイプや壁を伝う移動では、握力を表す黄色の「グリップゲージ」に注意が必要だ。

 「スティール」は、事件や依頼の調査のため、隠密行動で敵の警戒網を潜り抜けるのが新調査アクション。コインを投げた音で敵を誘導し、背後からの一撃で倒したり、視界を奪うスモークボールで敵が行動不能になっている隙に横を通り抜けるなど、いかに敵に見つからないようにルートを開拓できるかが攻略のカギとなる。

■本作でももちろん楽しめるプレイスポット

『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』新たなる舞台となる「高校」やバトルシステム、プレイスポットなどの詳細が明らかに。ゲームセンターでは名作『ソニック・ザ・ファイターズ』がプレイ可能_073

 本作の主な舞台は横浜だが、おなじみの神室町も探索が可能だ。神室町は八神探偵事務所が居を構える日本最大の歓楽街であり、八神にとっては十代の頃から過ごしてきたホームグラウンド。長らく東城会という極道組織がこの街の裏社会を牛耳っていたが、突如解散を宣言して以来、平穏を保ってきた。一方で、人数規模の小さいグループが複数現れ、空白になった裏社会の利権を巡って隙をうかがいあうという状況が生まれている。

 神室町には、様々なゲームをプレイすることのできるスポットがあり、「吉田バッティングセンター」「路上将棋」「麻雀ららばい」などがある。またゲームセンター「クラブセガ」ではセガの名作アーケードゲームが楽しむことができる。

 「クラブセガ 中道通り店」では、『ファイティングバイパーズ』『バーチャファイター5』などの格闘ゲームを中心に楽しむことが可能だ。また、「クラブセガ 劇場前広場店」ではUFOキャッチャーや『アウトラン』、『モーターレイド』などの大型筐体ゲームを楽しむことができる。

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『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』新たなる舞台となる「高校」やバトルシステム、プレイスポットなどの詳細が明らかに。ゲームセンターでは名作『ソニック・ザ・ファイターズ』がプレイ可能_083

 さらに本作では、1996年に稼動を開始した名作『ソニック・ザ・ファイターズ』がプレイ可能に。ソニックシリーズの対戦型格闘ゲームで、ソニックやナックルズなど、キャラクターを使って、熱いバトルを繰り広げられることが可能だ。

 さまざまな詳細が明らかになった『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』。発売は9月24日(金)を予定している。

ライター
『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』新たなる舞台となる「高校」やバトルシステム、プレイスポットなどの詳細が明らかに。ゲームセンターでは名作『ソニック・ザ・ファイターズ』がプレイ可能_084
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter: @fukuyaman

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