任天堂は7月13日(火)、Nintendo Switchにおける2021年上半期版のダウンロードランキングを発表した。売上1位に輝いたのは、3月に発売されたばかりの『モンスターハンターライズ』。続いて『Among Us』、『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』がトップ3を占める形となった。
[任天堂HP]「Nintendo Switch 2021年 上半期ダウンロードランキング」を掲載しました。6月の月間ランキングも掲載しています。https://t.co/RoXoZZnkuo pic.twitter.com/xLeR97zcht
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) July 13, 2021
『モンスターハンターライズ』といえば、人気シリーズ「モンスターハンター」の約3年ぶりとなる新規タイトルで話題を集めたのも記憶に新しい。Nintendo Switch専用ソフト(2022年初頭にはSteamへの配信も予告されている)ということもあり、本作をプレイするためにNintendo Switchを購入した方も多いのではないだろうか。対象年齢15歳以上と、ユーザー層を限定するハンデを負いながら堂々の1位を勝ち取った。
2位に続いたのはマルチプレイ人狼ゲームの『Among Us』。2018年にモバイル向けのアプリとしてリリースされたインディーゲームがブレイクを果たし、2020年12月にNintendo Switch版が配信。数多のAAAタイトルを差し置いてダークホースに躍り出た格好だ。実況配信向けの内容やSNSでの口コミによる人気、520円(税込)とお手頃な価格も相まって販売数を伸ばしたと見える。
3位にランクインした『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』もまたNintendo Switch専用タイトルだ。本作の爆発的人気を支えたのは搭載されたオンライン対戦モードによるところが大きい。短時間の息抜きから本格的に腰を据えた100年プレイまで幅広い楽しみ方に対応した、コロナ禍の在宅期間に遊ぶにはうってつけのソフトといえるだろう。2020年11月と比較的最近のリリースながら、巣ごもり需要が追い風となりダウンロード数を稼いだ好例だ。
そのほかにも、5位の『ヒューマン フォール フラット』を筆頭に、カジュアルなマルチプレイ対戦ゲームの人気傾向がランキングからは伺えた。一方で、2017年に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』がいまだ12位の座を占めていることから、時代に左右されない普遍的なタイトルの強さも見せつけられた次第である。
また、2020年のM-1グランプリ王者として名を馳せたお笑いコンビ「マヂカルラブリー」の野田クリスタル氏が自ら開発を手がけた『スーパー野田ゲーPARTY』が21位という点にも注目したい。多くの有名タイトルがランキングに並ぶなか、個人開発者にとっても夢のあるニュースとなったのではないだろうか。
ライター/dashimaru