イタリアに拠点を置くNaps Teamは7月28日(水)、同スタジオが開発するアクションRPG『Baldo: The Guardian Owls』を8月27日(金)にリリースすると発表した。
『Baldo: The Guardian Owls』は、魔法の国を舞台としたオープンワールドRPG。15年以上前から開発が進められていたプロジェクトが一時停止し、ようやく日の目を見る形となったタイトルだ。
本作では「予言の子」バルドの誕生をきっかけに、賢者フクロウによって死者の国に封じられた怪物が目覚め始める。そうした中で少年バルドは、自身に課せられた予言の謎を解き明かすため、不思議な世界を冒険し運命を変えようと奮闘する。
物語を彩るのは、草原や砂漠、雪山に遺跡といったさまざまなフィールドや、行く先々の町で登場する多様な種族のキャラクターたち。敵との戦闘やギミックの仕掛けを解いて進むパズル要素も用意されている。
2019年のRed Bullによるインタビューでは、「バトルも大きな部分を占めているが、中心となるのはパズルやダンジョンの探索だ。本作の世界には多くの秘密も隠されている」と本作のアートを手がけるFabio Capone氏が「ゼルダの伝説」シリーズからの影響を公言している。
さらに氏は、スタジオジブリ作品をビジュアル制作に取り入れたことも明かした。『千と千尋の神隠し』や『メアリと魔女の花』で同スタジオの背景を担当した美術監督の男鹿和雄氏の技法を分析し、試行錯誤を重ねながらジブリ風の手書きアニメーションの実現に成功したそうだ。
存在が破滅の原因でありながら世界を救う鍵にもなるという主人公のキャラクター設定にも、スタジオジブリ作品への強いリスペクトが伺える本作。どのようなストーリーが描かれるのか期待が募る。
『Baldo: The Guardian Owls』は、8月27日(金)にリリースを予定しており、販売価格は未定。PS4、Nintendo Switch、Xbox One、PC(Steam)、Apple Arcade向けの配信となり、PC版は日本語表示にも対応している。国内でのコンソール版のリリースについては本稿執筆時点では明らかとなっていない。
ライター/dashimaru