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ディレクターズ・カット版『デス・ストランディング』の「小島監督編集版」ロンチトレーラーがほぼ完成。監督がコンセプトを明らかに

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 小島秀夫監督が、9月24日(金)に発売を予定しているPS5向けソフト『DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT』の、小島監督が自ら編集したロンチトレーラーのほぼ完成を報告した。

 公開時期については、「おそらく発売日の数週間前?」とツイートしている。

 『DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT』はプレオーダートレーラーが、すでに発表されており、ゲームの新要素を垣間見れるものとなっている。

 高速道路のようにみんなで作る施設「レース場」や、山頂や川の向こうに荷物をあらかじめ送れる「荷物カタパルト」、すべての武器が練習できる「射撃訓練場」、主人公サムと共に旅ができる「無人配送ロボ」、さらに武器、装備などの新しいカスタマイズなどが追加されているようだ。

 以前のプレオーダートレーラーは小島監督が制作したものではなく、現在、小島監督が編集した新しいロンチトレーラーが鋭意、制作中だ。

 小島監督は、プロモーション映像やトレーラー映像などの編集をみずから手掛けることで知られ、ミュージックビデオのような構成は、ひとつの映像作品としてファンから親しまれている。

ディレクターズ・カット版『デス・ストランディング』の「小島監督編集版」ロンチトレーラーがほぼ完成。監督がコンセプトを明らかに_001
(画像はTwitterより)
ディレクターズ・カット版『デス・ストランディング』の「小島監督編集版」ロンチトレーラーがほぼ完成。監督がコンセプトを明らかに_002
(画像はTwitterより)

 先月の9日には、小島監督が自身のTwitterアカウントにて「僕が編集するPVを観たいですか?例えば、ロンチトレーラーとか?」とアンケートを実施して、すぐに圧倒的多数で「絶対観たい」という票が集まったため、同日には「小島監督編集版トレーラー」の制作を決意。新しいトレーラーがお披露目されることとなった。

 当初、スケジュールにはない制作だったため、7月中は編集機の前に座る時間がなかなか取れないなか作業を進めていたようだが、ついに8月6日に微調整を含めて「僕の編集作業はほぼ終了」と報告した。

 なお作業としては、まずPS4版の膨大なデータベースから映像素材の切り出し、記憶を頼りに使いたいカットをロールから抜き出す。それらと同じシーンをPS5版で撮影・収録し直して入れ替える。コピーやクレジット類の再確認、微調整を繰り返しながら、関係各所にチェックを入れて完成という手順のようだ。 さらに今回のコンセプトも明らかにしており、

・『DEATH STRANDING』を知らない全ての人(映画ファンにも)に興味を持って貰う

・『DEATH STRANDING』を遊んでない人(ゲーム好き)にプレイして貰う

・『DEATH STRANDING』と途中で離れた人に再会した貰う

・『DEATH STRANDING』をクリアした人にはさらに愛して貰う

 といったイメージで制作しているとのこと。さらに時間は、今回はスマートフォンで見る人も考慮し、いつもより短く「5分以内」となるという。

 いったいどのような仕上がりのロンチトレーラーになっているのか、発表時期は本作が発売する9月24日(金)よりも前になるとのことなので、公開を楽しみにしたい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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