一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は8月18日、日本ゲーム大賞2021「アマチュア部門」の受賞作品10タイトルを発表した。
今年度のテーマは「メビウスの輪」。「無限」に着目したタイトルや、メビウスの輪を作る過程のねじれに注目したタイトルなどどれもユニークなアイデアが光る作品ばかりだ。
受賞作品とその説明は以下のとおり。
タイトル:『ウニィ研究所』
製作者/チーム: ※スタッフが美味しくいただきました謎の生命体「ウニィ」が飼育されている、上下左右が反転してループする不思議な水槽を操作して水槽内のすべてのクリスタルを壊すことが目標。
タイトル: 『オリヒメ』
製作者/チーム: こもへり -Common Heritage-織姫が折り紙でできた道を折り、表と裏を行き来しながら彦星のもとを目指すパズル。規定の歩数と折り回数内でクリアすることで評価が上がる。
タイトル:『鏡娘』
製作者/チーム: 睡眠欲三面鏡をモチーフにした和風ホラーの雰囲気がただようパズルアクション。合わせ鏡を開け閉めしたり、鏡像に乗ったり、割れた部分は通れないなど鏡ならではの仕掛けが登場する。
タイトル:『Confettia』
製作者/チーム: のんとのぶ本の中の紙でできた遊園地に灯りを取り戻すため、プレイヤーはロボット「ディア」にプラグを託し、ディアの進む道を折ることで無事にゴールまで辿り着けるよう導くこととなる。
タイトル:『シロクロコネクト』
製作者/チーム: リスティングの壺白の足場と黒の足場の「境界」を踏むことで体の色が変わるうさぎが主人公。色が変わるだけでなく、主人公であるうさぎの長い舌を使ったギミックも盛り込まれている。
タイトル:『DungeonInversion』
製作者/チーム: ベイビーのひとりごとメビウスの輪を通ることで、通るまでの自分の行動を模した「ゴースト」が上下反転して現れる。ゴーストと協力して鍵をゲットし、ダンジョンからの脱出を目指す。
タイトル:『ツキカゲ』
製作者/チーム: FMトクシン研究所舞台は時がループする月の迷宮。タイムパラドックスを避けるため、過去の自分の行動を模倣する「ゴースト」を避けながらゴールである門を目指す。
タイトル:『PARADOGS』
製作者/チーム: 田之上和億自分の動きを収録した「分身」をループ再生することで、足場にしたりスイッチを押したりできる。ループ再生は使うほどスコアが下がるため、効率よく使用することが重要。
タイトル:『ReverseRoom』
製作者/チーム: 鈴木駿也ブロックで構成されたステージの裏表をひっくり返しながら、ゴールを目指すタイトル。シンプルなデザインとミニマルなサウンドの組み合わせがクール。
タイトル:『LUMINO La ruta naturaL』
製作者/チーム: てーぶるぱんち選択した範囲の空間を区切ってループさせることができる「メビウスループ」が特徴の作品。迷子の精霊を助ける美しい冒険が描かれる。
今年度の応募総数は493作品。10月2日(土)の東京ゲームショウ2021オンラインには「アマチュア部門」を受賞した10タイトルの中から「大賞」「優秀賞」「佳作」が選出されるため、こちらもぜひ注目してほしい。