“「ゲーム」の想像力”をテーマにした文芸誌『小説すばる』の最新号が発売。作家や識者がさまざまな角度から拡張する現代のゲーム事情に迫る

 集英社は8月17日(火)、“「ゲーム」の想像力”を特集テーマとした文芸誌『小説すばる』の最新号を発売した。

 「拡張し続けるゲームの世界を文字で“PLAY”してみよう」と副題が添えられた本特集は、『首里の馬』で2020年に芥川賞を受賞した小説家の高山羽根子氏と批評誌『PLANETS』の副編集長を務める中川大地氏の対談から幕を開ける。

 「インディーゲームの大ファン」であるという高山氏と『現代ゲーム全史』を著した中川氏の11ページにおよぶ対談は、私的なゲーム体験から日米の社会批評にまで切り込む必見の内容だ。

 また、弊誌とも縁のあるゲームキュレーターのJini氏や作家として活躍する藤田祥平氏も文章を寄稿。2020年代に発売された注目のコンソール向けタイトルを複数紹介してゲーム実況の最新シーンからも時代を紐解くJini氏に対し、藤田氏は「対人性」という概念から現代のロールプレイと競技化するプレイ事情を分析する。

 このほかにも「麻雀」、「トランプ」、「TRPG」をそれぞれ題材とした新川帆立氏、名倉編氏、麦原遼氏の作家陣による読切短編にくわえ、各分野の識者によるソーシャルゲームやeスポーツ、ボードゲームにプレイレビューなどの記事が掲載。

 「マーダーミステリーの普及」を目的に、作家の海猫沢めろん氏と小川哲氏、漫画家の山本さほ氏が魅力を伝える鼎談もジャンルへの興味を誘う語り口がユニーク。

 前々号から同誌で海外インディーゲームのレビュー連載を果たしたアニメーション作家・ソーシキ博士氏の実況配信者としての生活を綴る特別コラムも収録されたボリュームあふれる特集となっている。

 “「ゲーム」の想像力”をテーマに贈る『小説すばる』9月号は、960円(税込み)で販売中。全国の書店およびインターネットを通じて購入できる。

ライター/dashimaru

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP
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