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レトロPCの買取などを行う「BEEP」、『はっちゃけあやよさん』ほか「HARD」ゲームタイトルの知的財産権を取得

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 家庭用ゲームやレトロPCの買取、販売を行うBEEPは、『はっちゃけあやよさん』シリーズ、『美少女写真館』シリーズなど「HARD」のゲームタイトル全般に関して知的財産権を取得したと発表した。

レトロPCの買取などを行う「BEEP」、『はっちゃけあやよさん』ほか「HARD」ゲームタイトルの知的財産権を取得_001
『はっちゃけあやよさん』(画像はHARD公式サイトより)

 

 HARDは、1980年代から1990年代にかけて多数のPC用アダルトゲームを発売したメーカー。一時は解散状態となっていたが、2018年に『はっちゃけあやよさん』シリーズの復刻を果たし、2021年には『ようこそシネマハウスへ』の複製原画展を開催した。

 1994年に発売された『ようこそシネマハウスへ』は経営を傾ける原因になったものの、一部のファンの間では非常に高い評価を獲得している。当時、実際にディレクションを担当したさっぽろももこ氏を含む3名の方へのインタビュー記事もあるため、ぜひ目を通していただきたい。HARDのものづくりにおける執念が伝わってくる。

伝説のエロゲー『ようこそシネマハウスへ』が復刻へ──80人以上のキャラクターが生きる「ものづくりと滅びの世界」は、なぜ熱狂的な信者を生み出したのか?

 BEEPとしては、レトロゲームコンテンツを楽しむ消費者が増えている市場に対し、ライセンスビジネス強化戦略のひとつとして、知的財産権の取得に動いたとのこと。海外マーケットを含むサブスクリプションへの対応など、既存のIPを活用した新たなサービスの提供も可能になるといった判断のようだ。
 また、今回の知的財産権の取得が個別業績に重要な影響を与えることはないとしている。本件に関する情報はBEEPウェブサイトにて随時公開されていくそうだ。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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