さいとう・プロダクションとビッグコミック編集部は、漫画『ゴルゴ13』などで知られる劇画家のさいとう・たかを氏が膵臓がんのため、9月24日に亡くなったことを明かした。84歳だった。
訃報
— さいとう・プロダクション (@saitoproduction) September 29, 2021
劇画家のさいとう・たかをが、2021年9月24日午前10時42分、膵臓がんのために永眠いたしました。84歳でした。なお葬儀は、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、親族のみで執り行いました。これまでご愛読、応援いただいた読者の皆様、お世話になりました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。 pic.twitter.com/tNC3bpQTiF
訃報:さいとう・たかを氏 ご逝去https://t.co/pcIrgg1kbz
— ビッグコミック編集部 (@bigcomic_mg) September 29, 2021
さいとう・たかを氏は、1936年11月3日生まれ。1955年に『空気男爵』で漫画家デビュー。大阪を精力的に活動し、1960年に『台風五郎』が大ヒットする。
その後、活動拠点を東京に移し「さいとう・プロダクション」を設立。作品制作における分業化をはかり、脚本部門を設けるなどして劇画制作システムを確立した。
代表作である『ゴルゴ13』は、暗殺者「デューク東郷」の活躍を描くアクションとサスペンス、さらに政治性を織り交ぜた作品で、1968年から連載がはじまり、連載50年を超える大人気作品となっている。
ほかにも『鬼平犯科帳』、『影狩り』、『仕掛け人 梅安』、『無用ノ介』、『サバイバル』など数多くの代表作を持つ。
なお、『ゴルゴ13』の連載は、ビッグコミック編集部によると「さいとう先生のご遺志のもと、スタッフと編集部協力のうえ、今後も継続する予定です」としている。
葬儀は新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、親族のみで執り行ったという。