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『ゴルゴ13』『鬼平犯科帳』のさいとう・たかを氏が死去。84歳だった。『ゴルゴ13』の連載は継続予定

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 さいとう・プロダクションとビッグコミック編集部は、漫画『ゴルゴ13』などで知られる劇画家のさいとう・たかを氏が膵臓がんのため、9月24日に亡くなったことを明かした。84歳だった。

 さいとう・たかを氏は、1936年11月3日生まれ。1955年に『空気男爵』で漫画家デビュー。大阪を精力的に活動し、1960年に『台風五郎』が大ヒットする。

 その後、活動拠点を東京に移し「さいとう・プロダクション」を設立。作品制作における分業化をはかり、脚本部門を設けるなどして劇画制作システムを確立した。

 代表作である『ゴルゴ13』は、暗殺者「デューク東郷」の活躍を描くアクションとサスペンス、さらに政治性を織り交ぜた作品で、1968年から連載がはじまり、連載50年を超える大人気作品となっている。

『ゴルゴ13』『鬼平犯科帳』のさいとう・たかを氏が死去。84歳だった。『ゴルゴ13』の連載は継続予定_001
(画像はTwitterより)
『ゴルゴ13』『鬼平犯科帳』のさいとう・たかを氏が死去。84歳だった。『ゴルゴ13』の連載は継続予定_002
(画像はゴルゴ13 200 亡者と死臭の大地 (SPコミックス) | さいとう・たかを |本 | 通販 | Amazonより)

 ほかにも『鬼平犯科帳』、『影狩り』、『仕掛け人 梅安』、『無用ノ介』、『サバイバル』など数多くの代表作を持つ。

 なお、『ゴルゴ13』の連載は、ビッグコミック編集部によると「さいとう先生のご遺志のもと、スタッフと編集部協力のうえ、今後も継続する予定です」としている。

 葬儀は新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、親族のみで執り行ったという。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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