ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、同社から2020年11月に発売された家庭用ゲーム機のPlayStation 5(以下、PS5)が「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」に選出されたことを明らかにした。
公益財団法人の日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」は、1957年に創設された総合的なデザインに関する推奨制度である。国内外のさまざまな企業やデザイナーが参加しており、多岐にわたる受賞対象のなかでも「これからの生活・産業・社会を導き、明日を拓き得る優れたデザイン」として選出された100件はグッドデザイン・ベスト100と呼ばれる。今回、PS5は審査委員会が特に優れたデザインとしてすべての受賞対象から選出する金賞を与えられたほか、グッドデザイン・ベスト100にも選ばれている。
受賞対象の詳細ページによると、審査委員は三次曲面で構成されたフォルムやパネルを貫通するロゴマーク、左右2枚のパネルで挟む内部をクリーニングしやすい構造などを例に「これまでいかなるプロダクトでもお目にかかれなかった新しい形は、世界のプレイヤーが十分満足出来るプロダクトに仕上がっている」との評価コメントを残した。
なお、最高位の「グッドデザイン大賞」は11月2日(火)に発表予定だ。候補となる受賞対象には、国土交通省都市局 都市政策課から発表された3D都市モデル 「PLATEAU(プラトー)」や、富士フイルムが開発した移動可能なX線透視撮影装置「FUJIFILM DR CALNEO CROSS」など5件が選ばれている。