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協力型謎解きボードゲーム『ザ・イニシアティブ』の日本語版が11月下旬に発売決定。「ゲームの中のゲーム」をめぐるメタフィクション・ボードゲーム

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 ホビージャパンは、協力型謎解きボードゲーム『ザ・イニシアティブ』の日本語版を11月下旬に発売すると発表した。プレイ人数は1人~4人。価格は税込7480円。

 プレイ時間は約30~60分、対象年齢は15歳以上となる。

 『ザ・イニシアティブ』は今年3月に海外で発売した協力型謎解きボードゲーム『The Initiative』の日本語版。

 ゲームの舞台は1994年4人のティーンエイジャーがガレージセールで「The key」という謎のゲームを見つけた。4人がそれを遊んでいくと、奇妙なことに物語中の出来事が現実に起こる事件と奇妙に符合し始めていく……。

 実際のゲームプレイでは、まず付属されたコミックブックを読む形で物語が始まり、物語内に登場する架空のボードゲーム「The KEY」を実際にプレイすることになる。

 スパイアクションものの協力型ボードゲームである「The KEY」では、プレイヤーはそれぞれスパイとなりアクションカードを駆使し、侵入した建物内で機密を収集することになる。収集した機密の中には「コード」が含まれており、盤面にあるミッションカードに対応する「窓」を開けることができる。

 プレイヤーの目的は、この「窓」が開いて明らかになった文字や数字の並びから、ミッションカードの「目的」を推察することだ。

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(画像はザ・イニシアティブ | ANALOG GAME INDEXより)
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(画像はザ・イニシアティブ | ANALOG GAME INDEXより)
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(画像はザ・イニシアティブ | ANALOG GAME INDEXより)
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(画像はザ・イニシアティブ | ANALOG GAME INDEXより)

 だがこうして「The KEY」を進めていくと、物語の進行に従いゲーム中の出来事と現実が交差していくことになる。このように本作はメタフィクション構造を持つ、ユニークなボードゲームとなる。

 今回の日本語版『ザ・イニシアティブ』は、人物カードはもちろん付属のコミックブックも日本語化されているので、手軽にプレイができそうだ。『ザ・イニシアティブ』は11月下旬に発売予定だ。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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