YouTubeは10月29日(金)、同プラットフォームにおけるゲーミングコンテンツの現状と今後のサポート方針を海外版公式ブログで明らかにした。動画配信者や投稿者などのクリエイターに向けた支援をさらに推し進めていく構えだ。
発表によると、2021年前半のゲーミングコンテンツの総視聴数は8000億回にものぼるという。ライブ配信の合計視聴時間は9000万時間に達し、投稿された動画の数は2億5000万本と驚愕のデータを示している。このまま勢いが衰えなければ、年を終えるころには倍近い数字を記録するだろう。
また、現在開発中の新たなサポート機能にも触れている。Twitchなどの競合相手に対抗するためYouTubeが打ち出したのは、クリエイターへの支援システムの拡充だ。
現行のメンバーシップ制度を強化した「Gifted Membership」をはじめ、ライブ配信の終了後に次の配信ページへとシームレスに誘導が可能な「Live Redirect」のほか、配信時のマネタイズ手段の多様化、ライブ配信のクリップからショート動画のスムーズな作成を行えるツールの追加予定が挙げられている。
ゲーミング部門の運営ディレクター・Ryan Wyatt氏による解説映像では、より具体的な内容を伺うことができる。氏によると上記のサポート機能の数々は、2022年内には提供が開始される見通しだ。実現すれば、コンテンツのさらなる広がりが予想される。同プラットフォームの新たな取り組みに期待しつつ、今後の動向に注目したい。