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怪死した弟が好きだったのは「心霊ラジオ番組」、山奥のラジオ局を探索するホラーゲーム『深夜放送』配信開始。アーカイブをたどるたびに増幅する恐怖描く

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 個人ゲーム開発チームのChilla’s Art(チラズアート)は10月31日に、『深夜放送(The Radio Station)』を配信開始した。対応プラットフォームはSteamで、価格は470円となっている。また、発売日から11月7日までの期間は10%オフの431円で販売される。

 『深夜放送』は急死した弟「将喜」の死因を調べるべく、山奥のラジオ放送局を探索する一人称視点のホラーゲームだ。

 本作は異形のクリーチャーや怪異に翻弄されながら迷宮の攻略や謎解きをするスタイルではなく、軽トラックを運転し、ラジオ局を初めとした山奥のさまざまな施設を探索し、弟の痕跡を辿っていく形式となっている。

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(画像はSteam :The Radio Station | 深夜放送より)

 生前の弟の将喜は心霊現象や怪談を扱うラジオを放送しており、各地ではラジオをアーカイブしたテープを見つけることができる。ラジオのアーカイブはフルボイスで、近年盛り上がりを見せている心霊系YouTuberめいた軽快なテンションで展開されるものの、アーカイブは回を追うごとに不可思議な内容が収録され、次第に主人公も奇怪な現象に見舞われることとなる。

 「ラジオのアーカイブを聴く」ことを中心に進行する本作はインパクトのある怪奇現象やクリーチャーからの攻撃はほとんど描かれないものの、じわじわと増幅し、日常を侵食するJホラースタイルの恐怖体験が味わえるだろう。

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(画像はSteam :The Radio Station | 深夜放送より)

 グラフィックはフォトリアルで、従来のチラズアート作品に比べ再現性に重点を置いたものとなっている。また、VHS風のエフェクトが搭載されているが、オンオフを切り替えることが可能だという。

 このほかにも、チラズアートはクリエイター向けのクラウドファンディングプラットフォームPatreonに登録しており、月に1ドルから支援を行うことが可能だ。5ドルからは次作のBETA版をプレイする権利が与えられるため、同開発チームの作品に興味があれば支援してみてはいかがだろうか。

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(画像はSteam :The Radio Station | 深夜放送より)

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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