11月6日に実施されたインディーゲームの祭典「INDIE Live Expo Winter 2022」にて、クラフトビール造りを体験できるゲーム『Brewmaster: Beer Brewing Simulator』が紹介された。2022年にPC、PS、Xbox 、Nintendo Switchプラットフォームでリリース予定となっている。
※参考:今年10月に公開されたアルファ版トレイラー
本作は正確な化学反応に基づいた醸造技術や、ネーミングにボトリング、ラベル貼りなどリアルなビール醸造体験が楽しめるタイトル。プレイヤーは究極の醸造主となるため技術を磨き環境を整え、自分にとっての最高のビール造りを目指すことになる。ゲーム本編にはストーリー仕立ての「Brewmaster」モードと、すべての要素がアンロックされた状態で試行錯誤ができるサンドボックス型の「Creative」モードが存在するという。
まずビール造りは醸造スペースの構築から始まる。“ビールトークン(通貨)”で設備を購入し、より良い環境を手に入られたら、ウィート(小麦)やブロンド、スタウト、IPAなどさまざまな種類のビール造りに着手していく。レシピを作って味を向上させ、デザインしたラベルを貼り付けたら出品。地元のコンテストや醸造所にレシピを提出することで、評価や新たなビールトークンが得られるという。
ビール造りの工程はかなり細かく再現されている模様で、麦芽のすり潰しやホップの抽出、酵母の投入や発酵などを管理していく。Steamのストアページでは、本作は実際の醸造化学のシミュレーションと現実的な発酵プロセスの深い知識をベースに開発していると紹介されている。ただし細かい知識がプレイヤーに求められることはなく、自由にビールのレシピを作り醸造する醍醐味に集中することができるようだ。
このほか、ビアフェスティバルなどで名声を高めると、地元の醸造所にバッチ生産を依頼したり、ネットワークを広げてより大きな仕事に挑戦したりすることができるようになる。そうすることで、より難しいレシピに取り組むことができるようになるという。
なお本作は現地時間11月23日から11月29日までクローズドアルファテストを実施する予定で、こちらのページからサインアップすることでキーを入手することができるという。英語言語が主となっている本作のDiscordサーバーにも参加する必要があるが、われこそはクラフトビールの醸造主になるという野望の持ち主はぜひ挑戦してみるとよいだろう。