個人ゲーム開発チームの青エビ研究所は『バイナリ・シンドローム』に関して、11月14日に秋葉原UDXにて開催するデジゲー博2021にて体験版を販売し、イベント終了後には体験版を公開すると発表した。対応プラットフォームはWindowsで、2022年に発売を予定している。価格は未だ明かされていない。
『バイナリ・シンドローム』は心や魂と科学技術が交差する近未来を舞台に、アンドロイドのカウンセラーである主人公のユイが、アンドロイドに発生した正体不明の病と向き合い、21グラムの重さを持った魂の謎を探求するコマンドクリック式のアドベンチャーゲームだ。
主人公のユイは人間であるもののアンドロイドとして育てられた経験があり、人間とアンドロイドな立場を持つべきだという思想に基づいて奮闘するという。そのため本作では「魂の探求」というテーマに加えて、マイノリティとして存在するアンドロイド達のドラマにも期待できそうだ。
また、本作はPC-9800シリーズのゲーム作品をリスペクトしたものであり、PC-98スタイルから影響を受けたドット絵やGUIが特徴となっている。また、落ち着いた色調と頭身が低めなキャラクターデザインなど、統一感のあるアートスタイルが、すでにドラマチックな魅力を持ち、作風を形作っているだろう。
11月14日に開催されるデジゲー博2021では、秋葉原UDX2階のアキバ・スクエアB-16にて、青エビ研究所のブースが出店する。イベントで配布される体験版は通常の体験版よりも長くシナリオが収録され、シリアルコードが同梱されたフロッピーディスクとして販売される。さらに、フロッピーには設定画やデスクトップアクセサリーなども収録されるという。
このほかにも、イベントではポストカードの無料配布や、体験版の試遊が実施されるようだ。
本作に興味がある読者や、アートワークに心を鷲掴みにされた読者は、作者であるtyap氏のTwitterをチェックして続報を待とう。