Quite OK Gamesは12月10日、『Laysara: Summit Kingdom』を発表した。対応プラットフォームはSteamで、2022年内に発売予定だ。
『Laysara: Summit Kingdom』は、低地を追放された民の居住地を山に建設する都市建設型のシミュレーションゲームだ。本作では戦闘を初めとした軍事行為は一切行わないが、都市の建設において経済と資源の管理、自然の脅威への対策を徹底してシミュレートするため、戦略性と緊張感のある都市建設に期待できるだろう。
本作ではキャンペーンモードと自由に建設していくサンドボックスモードが用意されており、プレイヤーは任意の異なる山に建設を行うこととなる。建設した都市は共生し交易ネットワークを形成するため、建設した都市に再訪することで資源を獲得し、次の建設に役立てることができる。
また、それぞれの山には異なる課題が設定されており、山の形状が異なるだけでなく、植生帯の配置や資源の有無、気象条件が異なる。緑豊かな低地で農業を営む余裕がある穏やかなケースがあれば、危険な地域で繁殖や資源の採取を実施するような手に汗を握る展開も待ち受ける。
さらに、前述のとおりに都市間で資源の受け渡しができる一方、輸送にもコストが発生する。輸送路が遠方であるケースや道中で川や山を通過する必要があれば道路、橋、立坑を駆使した輸送網を構築する必要がある。
町の人口が増えれば資源の需要も増えるため、舗装された道路の建設やヤク(ウシ目ウシ科ウシ属に分類される動物)を用いた運送業者の開設を行い、輸送網を最適化しなければならない。
くわえて、山での建設につきまとう自然災害である雪崩の対策も必須だ。苦労して建設した都市も赤子の手のをひねるように陥落するため、植林などにより重要な施設を守ったり、雪崩の方向をズラすといった対策も必須だ。
もし建設した都市の安全を確保しライフラインを確立できれば、山頂に神殿を建設することも可能だ。人を寄せ付けない山頂での建設作業は極めて危険である。しかし、もし過酷な環境で大量の物資を輸送して輸送路を確保し、命がけの建設を達成したならば、山に勝利する絶大な喜びを味わえるかもしれない。
興味がある読者は、本作をウィッシュリストに登録して発売を待つと良いだろう。