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世界最大級のRTAイベント「AGDQ2022」に4億円近い史上最多の寄付が集まる。開催ごとに額が増す資金はガン防止に取り組む慈善団体の元へ

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 日本時間1月10日(月)より1週間にわたり開催された、世界最大規模のRTA(リアルタイムアタック)イベント「Awesome Games Done Quick 2022」(以下、「AGDQ2022」)が、会期中に4億円近い寄付を獲得したことが1月16日(日)に明らかとなった。同イベントを主催する法人団体の「Games Done Quick」により発表されている

 発表時点で集まった寄付の総額は、イベント史上最多の341万6729ドル(約3億9145万円)昨年夏の「Summer Games Done Quick」(以下、SGDQ)と比べ、約51万ドル(およそ7100万円)上回る形となる。寄付は会期終了後も受け付けており、執筆の途中ではさらに更新されているのを確認できた。

 これらの資金はすべて、ガンの早期発見や予防に取り組む慈善団体「Prevent Cancer」へと贈られる。同イベントは2010年の立ち上げ以降、実に42億円以上もの額をチャリティ活動として「国境なき医師団」などの団体に提供してきた。

※上記の動画は「Japanese Restream」による日本語解説付きのもの

 時勢に鑑み今回もオンラインで開催された「AGDQ2022」では、弊誌の紹介記事も大きな反響を呼んだPC版『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の目隠しスピードランのほか、走者が着ぐるみに身を包んだ状態で行う『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードII』といった配信が特に注目を浴びたようだ。

 なおこのたびのイベントでは、4万9000組にのぼる個人や団体からの寄付が集まった模様。一口あたりで寄せられたもっとも多くの額としては23万6656ドル(約2700万円)となり、100万ドル、150万ドル、200万ドルの段階における到達スピードも史上最速を記録している

 「Games Done Quick」は今後、女性走者限定のイベントを2月27日(日)より行うことが伝えられている。例年通りであれば、今夏にも「SGDQ」が開催される見込みだ。回を追うごとに規模が拡大していく同イベントのさらなる展開に期待が集まる。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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