2019年に発表され、その後続報が途絶えていたNintendo Switch向けソフト『名探偵ピカチュウ』の開発が現在も進行中であると2月17日(木)、プロジェクトを手がけるクリーチャーズの求人ページを通じてあらためて明らかになった。
Nintendo Switch版『名探偵ピカチュウ』の制作は、2019年5月29日に実施された「ポケモン事業戦略説明会」のなかで伝えられたもの。2018年に発売された同名のニンテンドー3DS向けソフトの続編作となり、ハリウッドで実写化された映画版とは異なる結末を迎える“完結編”になる予定だという。
以来約2年半ものあいだ追加情報が語られてこなかったものの、クリーチャーズが更新した求人ページではK.T.氏と名乗るスタッフのひとりが以下のようなコメントを残している。
私は『名探偵ピカチュウ』の続編に関するプロジェクトで描画周りのプログラミングを担当しながら、環境開発室で今後のゲーム制作全般に関わる基盤となる仕組みを作っています。
この発言や求人ページにおける事業紹介の一覧にも「『名探偵ピカチュウ』の完結編をNintendo Switch向けに開発している」との内容が記載されていることから、プロジェクトは今なお継続中である旨がうかがえる。また、続編に関する言及かは定かでないが、K.T.氏が所属する同社の環境開発室では物理ベースレンダリングへの対応を進めており、リアルさと『ポケモン』らしさのバランスを日々追求しているそうだ。
従来の『ポケットモンスター』シリーズとは一線を画す推理アドベンチャー作品として話題を呼び、映画化の興行的ヒットも記録した『名探偵ピカチュウ』。続編の発売を期待するファンにとって、喜ばしい知らせとなったのではないだろうか。