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『エルデンリング』一切ダメージを受けず最後まで一気にクリアする超人プレイヤー現る。落下や状態異常をふくむ一切のHP減少もなし

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 2月25日(金)に発売され、すでに多くのプレイヤーたちがRTA(リアルタイムアタック)にて超人的な記録を残しつつある『エルデンリング』。少し趣旨は異なるが、4月2日(日)にはTwitchストリーマーの「Seki」氏が同作のノーダメージクリアを達成した。

 なお、以下の記事内容には『エルデンリング』のネタバレがふくまれる。ご覧の際には十分にご注意いただきたい。

 Seki氏はオーストラリアを拠点とするプレイヤーで、これまでは『SEKIRO: Shadows Die Twice』(以下、SEKIRO)への挑戦をおもに行ってきた。記録集積サイト「speedrun.com」のデータによれば『SEKIRO』における「ボスおよびミニボスをすべて倒す」というレギュレーションでは世界1位の記録を持つ。

 今回の挑戦は「一切のダメージを負わない」というもののため、敵からの攻撃を受けないことはもちろん、落下や毒などの状態異常などによるダメージも許されない。そのため、体力が少ないときにのみ効果を発動する一部のバフの効果を得られず、単純に敵の攻撃を受けない「ノーヒット」形式の挑戦以上の難易度となる。

 なおノーヒットチャレンジについては、3月13日(日)の時点で「GinoMachino」氏による達成報告があがっている。

 くわえて、記事執筆時点における最新バージョン「Ver.1.03.2」でのプレイとなるため、RTAにて猛威をふるった戦技「霜踏み」は弱体化済み。また、一切のグリッチも使用しておらず、純粋にプレイヤースキルによる攻略で達成している。

 そんなSeki氏が選んだ素性は「技量」と「知力」に優れる「囚人」。早々にメインウェポンとなる「名刀月隠」を入手し、その強力な戦技を用いて攻略を進めていく。ひとつの被弾も許されないことから、通常のプレイならば何でもない相手にもごく慎重に立ち向かわなくてはならず、一般的なRTAとはまた異なる緊張感が漂う。

 結果として、2時間51分10秒という記録で見事にノーダメージクリアを達成。特に苦労したのは、とある攻撃を完全に回避するには「詠唱中にひるませる」ほかない最終ボスで、これを実践するためには数十時間の練習が必要だったという。

 今後、Seki氏はすべての「追憶」を集めるカテゴリーをノーダメージで攻略したいとの目標を示している。攻略に必要なボス以外を避けた今回の挑戦以上にハードなものとなることが予想されるが、果たして実現される日は来るのだろうか。今後のSeki氏の活躍にも期待していきたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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