いま読まれている記事

藤本タツキ氏の新作読切マンガ『さよなら絵梨』無料公開開始。スマートフォンで映画を撮る少年少女の交流の過程を、全200ページの圧巻ボリュームで描く

article-thumbnail-220411b

 『ファイアパンチ』『チェンソーマン』などの作品で知られる藤本タツキ氏による、全200ページの新作読切マンガ『さよなら絵梨』が4月11日(月)、ウェブサイトおよびコミックアプリ『少年ジャンプ+』にて公開された。

※担当編集者の林士平氏によるツイート

 『さよなら絵梨』は、2021年7月に掲載され大きな話題を呼んだ『ルックバック』に続く藤本氏の最新作。物語は主人公の少年「伊藤優太」が誕生日に買ってもらったスマートフォンを手に、余命宣告を受けた母を題材に自主制作のドキュメンタリー映画を撮影するところから幕を開ける。

 優太はその後、母が亡くなった病院の屋上から飛び降りようと決意するも、いざ身を投げ出す直前で不思議な雰囲気を持った少女「絵梨」に自殺を阻まれる。絵梨との出会いをきっかけに、再び映画作りへと向き合っていく優太。両者の深まる交流の過程が、映画の撮影技法を意識した独特のコマ割りで描かれていく。

『少年ジャンプ+』で藤本タツキ氏の新作読切マンガ『さよなら絵梨』が公開_001
(画像はアプリ『少年ジャンプ+』iOSAndroidより)

 同作は公開から一夜明けた午前6時時点で「藤本タツ」のワードがTwitterのトレンド1位を獲得。他にも『#さよなら絵梨』『ルックバック』といった関連ワードが5つ以上もランクインしている。また、午前7時時点でのアプリ版『少年ジャンプ+』では、閲覧数が77万回を突破コメントの総数は6000件に迫るものとなっている。

 『さよなら絵梨』は、公開から30日間は無料で配信されるとのこと。単行本化もされた全143ページの前作『ルックバック』は掲載初日に250万回もの閲覧数を記録、『このマンガがすごい! 2022』オトコ編の1位にも抜擢された。さらに約60ページを上回るボリュームで描かれた今作がどれほどの反響を生むのか、注目が集まるところだ。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ