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400時間ものメンタリングと支援金を受けられる開発者の支援プログラム「インディーゲームインキュベーター」第2期の参加チームと作品が発表。新設された部門賞の結果も明らかに

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 マーベラスは、同社が主催するインディーゲーム開発者の支援プログラム「インディーゲームインキュベーター」(以下、iGi)について、第2期プログラムへ参加する6つのチームおよび応募作品を発表した。本プログラムについてはすでに4月15日(金)から開始している。また、選出に至らなかったチームから、デザインやプログラミングなど構成する要素で優れた作品を決める部門賞の結果も公表された。

「iGi indie Game incubator(略称:iGi)」-テキストロゴ
Organized by Marvelous Inc.
Partnered with GameBCN

  「iGi」は、スペイン・バルセロナのインディーゲーム開発者向けプログラム「GameBCN」から監修を受けて実施されている日本初の支援プログラムである。産官学が連携した本プログラムでは、国内外で活躍するインディーゲーム開発者やゲームに精通する各分野の専門家が講師(メンター)を担当。参加チームにはゲーム開発だけでなく広報や営業に関するビジネスのノウハウなど、400時間を超える多彩なサポートと学習機会、そして返済の必要がない上限1000万円までの支援金が提供される。

 発表によると、第2期では崖にそびえる町を舞台にした3Dアクションアドベンチャー『断崖のカルム』を制作する「NONOHARA WORKS」のほか、最短10分のプレイを繰り返していくなかで物語が紡がれていく3Dアクション『34EVERLAST』を手がける「Kanata Lab」ら5チームを選出。また、和風ドット絵アドベンチャー『虹の降る海』のSteam版を制作中のチーム「白黒羊」や、HIPHOPアーティスト「DON YASA CREW」が制作する見下ろし視点の和風SFアクション『SONOKUNI』も選ばれたようだ。

断崖のカルム
(画像は断崖のカルム Official Pageより)
34Everlast
(画像は「34EVERLAST | Asobu」より)
虹の降る海 | 白黒羊
(画像は虹の降る海 | 白黒羊より)
SONOKUNI
(画像はYouTube「SONOKUNI Trailer 【Original Game】」より)

 また、審査を通過した5チームとは別に、産学官の連携による特別枠で神戸電子専門学校のチーム「神電ゲームズ」が制作するアクションローグライクゲーム『とこしえの迷宮城』も選出。上記のほか、部門賞ではプログラミング部門でRPG要素を組み合わせたアクションレーシングゲーム『Jet Edge Turbo、メンター部門で自力のドット絵を特徴とする2Dアクションゲーム『Immortal Stone』、ゲームデザイン部門で『Mineralogy Game』もそれぞれ受賞している。

 参加チームの作品については国内外の各種イベントで共同出展の機会があるほか、9月には投資家やパブリッシャー(販売元)を対象にしたプレゼンテーションイベントも予定されているため、興味があればチェックしておくとよいだろう。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


iGi 第2期インキュベーションプログラム 6チームを選出しスタート!
3つの部門賞を決定 

株式会社マーベラス(代表取締役社長:許田周一/所在地:東京都品川区)が主催する「iGi indie Game incubator」は、iGi運営委員ならびにGameBCN運営チームによる厳正なる審査の結果、多数の応募作品の中から5チーム+産学官連携の特別枠として1チーム、合計6チーム(後述)を選出し4月15日より第2期プログラムを開始いたしました。

また、残念ながら今回選出に至らなかったチームの中で、特にゲームデザインやプログラミングなどゲームの構成要素において優れた作品を部門賞として選出いたしました。

[選出5チーム]

※英作品名のアルファベット順
■Kanata Lab
応募作品:『34EVERLAST』(英作品名:34EVERLAST)
最短10分でクリア、ゲームオーバーなし、忙しく働く大人達へ贈る超濃縮アクションエンターテイメント。多次元宇宙の世界観の中で感動のラブストーリーが展開されます。

■ NONOHARA WORKS
応募作品:『断崖のカルム』(英作品名:CALME)
崖の町カルムを舞台に繰り広げられる3Dアクションアドベンチャーゲーム。崖下の雲海に潜り獲物を捕る『雲海猟』という文化のある世界で、そこに棲む不思議な生物たちと対峙していきます。

■モノリリス
応募作品:『ヘルヘル – Hell Hell-』(英作品名:Hell Hell)
脱獄系バトルロワイヤルゲーム。10人のプレイヤーがステージにある鍵を見つけ、門を目指す。最初にたどり着いたプレイヤーが勝利となります。

■白黒羊
応募作品:『虹の降る海』(英作品名:Rainbow Sea)
選択肢で選べる嘘により、ストーリーが多様に分岐する和風ドット絵アドベンチャー。プレイヤーは神様の候補として選ばれた「人間さん」として、七福神たちとの関係を育みながら不穏な1年を過ごします。

■DON YASA CREW
応募作品:『SONOKUNI』(英作品名:SONOKUNI)
HIPHOPアーティストが作ったアクションゲーム。トップダウンビューの高速死に覚えアクションゲーム。2Dピクセルアートで描かれる和風バイオレンスSFにJ-HIPHOPトラックが融合。

[産学官連携/特別枠]

■神電ゲームズ(神戸電子専門学校)
応募作品:『とこしえの迷宮城』(英作品名:Eternal Labyrinth)
技・魔法・アイテムなどを駆使し迷宮城を攻略していく、爽快アクションローグライクゲーム。50 年前、突如として発生したゲートから現れた強大な謎の迷宮城に主人公ラスティが挑みます。モンスターを捕まえ共闘し、様々な財宝を集めよう!

選出したチームにはゲーム開発・ビジネスの両面について各種メンタリングやトレーニングの機会が与えられ、GameBCN等との国内外の各種イベントでの共同出展があるほか、9月には投資家・パブリッシャーを対象にしたデモデイ(プレゼンテーション)を予定しています。

(ゲームキーアート)

[部門賞]

■ゲームデザイン部門(選定者:瀨洋平)
チーム名:きはっぱ
応募作品:『Mineralogy Game』

■プログラミング部門(選定者:EIKI`)
チーム名:渡篠処
応募作品:『Jet Edge Turbo』

■メンター部門(選定者:北尾雄一郎)
チーム名:Kam3kiti
応募作品:『Immortal Stone』

[新規サポート企業]

新たに1社様がサポート企業に加わりました。
サポート/スポンサー企業・団体は合計13社2団体になりました。
■株式会社ヌーラボ:
・事業内容:
プロジェクト管理、オンライン作図、ビジネスチャット、組織の情報セキュリティ・ガバナンス強化などの各種ツールの開発・提供。
・代表者:橋本正徳
・所在地:福岡県福岡市中央区

[iGiにつきまして]

iGi indie Game incubatorは、日本初のインディーゲームのためのインキュベーションプログラムです。
■プログラム名称:iGi indie Game incubator(略称:iGi)
■プログラム開催期間:2022年4月~9月までの6ヶ月間
■主催:株式会社マーベラス
■プログラム構築協力:GameBCN(スペイン・バルセロナ)
■プログラム運営協力:株式会社ヘッドハイ、ルーディムス株式会社
※プログラム実施内容及び募集要項等につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
■公式サイト:https://igi.dev/

[お問い合わせ]

iGi indie Game incubator 運営事務局 info@igi.dev

[マーベラスにつきまして]

株式会社マーベラスは、ゲーム(オンライン、家庭用、アミューズメント)・音楽・映像・舞台などの領域において「驚き」と「感動」をグローバルに提供する総合エンターテイメント企業です。


ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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