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『バイオハザード ヴィレッジ』セールス600万本の突破がカプコンの決算発表から明らかに。Steam版『モンハンライズ』などの作品も貢献し、売上高は過去最高の1100億を記録

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 カプコンは、5月11日(水)に発表した2022年3月期の連結業績および決算短信にて、サバイバルホラーゲームのシリーズ最新作『バイオハザード ヴィレッジ』全世界で計600万本の販売を突破したと明らかにした。同作はPS5/PS4、Xbox Series X|S/Xbox One、PC向けに発売中だ。

『BIOHAZARD VILLAGE』
(画像はSteam『BIOHAZARD VILLAGE』より)

 発表によると、カプコングループ全体での2022年3月期における売上高は過去最高となる1100億5400万円を記録しており、営業利益をはじめとするすべての利益項目で5期連続の最高益と9期連続の営業増益を達成したという。中核をなすデジタルコンテンツ事業では『バイオハザード ヴィレッジ』が610万本の販売を記録したほか、シリーズ作品のRPG『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』も150万本を売り上げるなど順調に推移したようだ。

 また、前期に発売した『モンスターハンターライズ』のSteam版や2019年発売の『モンスターハンターワールド:アイスボーン』、2017年発売の『バイオハザード7 レジデント イービル』も採算性の高いデジタル版を中心に販売本数を増やし、全タイトルをあわせた年間の販売本数は前期の3010万本を上回る3260万本を記録した。

『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』
(画像はSteam『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』より)
『モンスターハンターライズ』
(画像はSteam『MONSTER HUNTER RISE』より)

 一方、モバイル向けタイトルの運営にも注力したほか、協業タイトルも安定的に推移。中国で2021年6月に配信された『Devil May Cry: Peak of Combat』のライセンス収益も貢献し、デジタルコンテンツ事業の売上高は前期比16.2%増の875億3400万円、営業利益は前期比22.6%増の453億5900万円になっているという。

 上記のほか、アミューズメント施設の事業は緊急事態宣言の解除にともない客数が回復。新施設2店舗のオープンと1店舗の閉鎖、地域へ密着した店舗戦略に務めた結果、施設数は42店舗に増え、前期比で336.8%増となる6億5200万円の営業利益と前期比25.7%増となる124億4百万円の売上高を獲得している。

『Devil May Cry: Peak of Combat』
(画像はGoogle Play『Devil May Cry: Peak of Combat』より)

 なお、投資家情報ページではアミューズメント機器などの他事業における業績や2023年3月期の事業戦略および計画も公開中。加えて、5月16日(月)に株主・投資家向けの説明会を予定しているようだ。

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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