マーベラスは5月12日(木)、佐藤澄宣氏が代表取締役社長に就任内定したことを明らかにした。
これにともない、現代表取締役社長である許田周一氏は取締役会長に就任するとのこと。今回の異動については、6月21日(火)開催予定の株主総会および取締役会において正式に決議される予定である。
マーベラスは、家庭用ゲームソフトやオンラインゲーム、アミューズメント筐体などの企画、開発、販売に取り組む日本の企業だ。『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』や『デモンエクスマキナ』などの開発に携わり、『天穂のサクナヒメ』ではパブリッシングを担ったことで知られる。
新たに代表取締役社長に就任する佐藤澄宣氏は、2001年にフロム・ソフトウェアに入社、その後2007年に当時のマーベラスエンターテイメントに入社。コンシューマ事業部長などの役職を経て2018年に執行役員に就任し、現在はデジタルコンテンツ事業の本部長を務める人物である。
今回の異動の理由としては、エンターテインメント業界がIT技術の発展や通信の高速化によって大きな変革期に入っていることが背景として語られている。事業環境の変化に適応するため、新たな経営体制のもと新しい発想や知見で成長戦略を加速させるといった狙いがあるようだ。
佐藤澄宣氏は、6月21日(火)の株主総会および取締役会の決議をもって、正式に代表取締役社長に就任する予定となる。経営体制を変化させ、より一層の企業価値向上に務めるというマーベラスの今後の展開にも注目していきたい。