集英社は6月6日(月)、雑誌『ジャンプ』シリーズのトレードマークである“ジャンプパイレーツ”こと海賊マークの名称が「ジャーニー」に決定したと同日発売の『週刊少年ジャンプ』27号誌上にて明かした。
『ジャンプ』系列の各誌では長らく親しまれてきた同マークだが、これまで正式な名称がなかったことからテレビ東京系列の子ども向けバラエティー番組『おはスタ』内のコラボ企画として、ネーミングの公募を2022年3月より開始していた。
『おはスタ』では3月より月曜日の放送回を「ジャンプ曜日」とし、『週刊少年ジャンプ』、『Vジャンプ』、『最強ジャンプ』の最新情報やマンガのセリフ再現といったコーナーを番組内で発信。同曜日には“ジャンプパイレーツ”もCGの形でスタジオに登場し、毎月異なる声優陣が声を演じている。
ネーミングの選定にあたっては上記3誌の編集長らが寄せられた大量の候補のなかから名前を厳選し、結果として「ジャーニー」が採用される運びとなったという。
このたびの命名に先駆ける形で、2018年には妹分の「ジェイミー」が誕生している。海賊マークを90度回転させた姿が女性の横顔に見えるとして、『ジャンプ』の小説レーベル「JUMP j BOOKS」25周年のイメージキャラクターに抜擢された。
“ジャンプパイレーツ”の産みの親であるデザイナーの古川正俊氏は「当時の編集長に貰ったイメージは“海賊と女”。デザインをする途中で、そうなるのは分かっていました」とジェイミーについて話している。
『週刊少年ジャンプ』は2018年に創刊50周年を迎えた息の長い雑誌だ。発刊当初から掲載されていた幅広い世代に知られるマークの今回の命名に、Twitterでは「むしろ名前がなかったのが意外」というような投稿も複数確認されるなど驚きの声があがっている。