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『ワンピース』の世界を冒険するRPG『ワンピース オデッセイ』最新情報が公開。“麦わらの一味”の特徴を活かす探索やバトルなど、原作らしさを追求したゲームプレイが明らかに

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 バンダイナムコエンターテインメントは6月30日(木)、『ワンピース オデッセイ』のゲーム内容を紹介する最新映像を公開した。

 本作は尾田栄一郎氏のマンガ『ワンピース』原作の連載25周年を記念し、「『ワンピース』の世界に触れる」ことをコンセプトに開発されているRPG。開発を『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』『ニーア オートマタ』『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』などに携わってきたILCAが担い、音楽は『テイルズ オブ』シリーズや『ヴァルキリープロファイル』で知られる桜庭統氏が担当する。

 これまでにはゲームの舞台となる謎の島「ワフルド」や、尾田栄一郎氏が手がけたオリジナルキャラクターである冒険家の「アディオ」や海賊嫌いの少女「リム」などの情報が公開されてきた。

 今回公開された映像には、本作のプロデューサーを務める都築克明氏が出演。すでに制作開始から約5年が経過しているという非常に大規模なプロジェクトとなった本作について、コンセプトやゲームシステムの一端、音楽へのこだわりなどを最新ゲーム映像とともに紹介していくといった形だ。

 原作者である尾田栄一郎氏は上述した「アディオ」、「リム」のキャラクターデザインのほかにも「カイオウドラゴン」や「ヒデリーペンギン」などの動物を新規にデザイン。その上で開発チームでは「ワンピースの冒険」をユーザーに提供するため、冒険の舞台となる「ワフルド」に『ワンピース』の世界のさまざまな要素を抽出して収めていったという。

 ゲームに登場するキャラクターや建物、小物、さらには空に浮かぶ雲の形まで原作を意識し、より没入感のある体験を実現。特にキャラクターについては、その豊かな表情を3Dモデルで破綻なく再現するため、何度も調整を行ったとのこと。都築氏は本作のビジュアルについて「『ワンピース』の世界を3Dで再現するという意味でひとつの到達点を作ることができた」と語っている。

『ワンピース オデッセイ』ゲームシステムの詳細が発表1
(画像はYouTube『ワンピース オデッセイ』Dev diaryより)

 ゲームシステム面では「麦わらの一味」を切り替えながらフィールドを探索し、シンボルエンカウントでコマンドバトルの戦闘に移行する形を取る。キャラクターの切り替えによって「ルフィ」であれば腕を伸ばして離れた場所へ移動したり、「ゾロ」で障害物を斬り裂いたりと、メンバーの特徴を活用することでフィールドやダンジョンの探索が進められる。

『ワンピース オデッセイ』ゲームシステムの詳細が発表2
(画像はYouTube『ワンピース オデッセイ』Dev diaryより)

 バトルシステムは「麦わらの一味で冒険する」感覚にフォーカスし、ターン制のコマンドバトルを採用。その上で一味の特徴を活用し、飽きずに変化を楽しめるよう「スクランブルエリアバトル」と呼ばれる特殊なシステムを作り上げたという。

 こちらはバトルが複数のエリアに分けられ、そこにさまざまな敵と戦闘可能な一味がランダムに割り振られるというもの。その時々の状況や敵との相性、使える技を考え抜き、仲間たちの属性や必殺技を活用してエリアを制圧していくようなバトルが味わえるようだ。

 くわえて、バトルでは一定確率で「サンジ」が女性に囲まれてしまったり、「ウソップ」が敵に包囲されてしまったりといった制約が課される「ドラマティックシーン」が発生。ピンチをうまく切り抜けることでより良い報酬を得る、といった遊びを用意しているとのことである。

『ワンピース オデッセイ』ゲームシステムの詳細が発表3
(画像はYouTube『ワンピース オデッセイ』Dev diaryより)

 映像の後半ではコンポーザーを務める桜庭統氏も出演し、色々な場所に旅をする『ワンピース オデッセイ』らしく、音楽ジャンル的にも幅広いものを採り入れたと語る。またバンドでのレコーディングの際には『ワンピース』に対する思い入れの強いスタッフが集まり、非常に盛り上がって楽しく演奏していたのが印象的だった、というエピソードを振り返った。

 『ワンピース オデッセイ』はPS4、PS5、Xbox Series X|S、PC(Steam)向けに2022年中の発売を予定している。今回公開された映像の最後には「ドラマ」や「アドベンチャー」部分の紹介も随時行っていくことが明らかにされた。本作に関する今後の続報にも注目していきたい。

編集者
オーバーウォッチを遊んでいたら大学を中退しており、気づけばライターになっていました。今では格ゲーもFPSもMOBAも楽しんでいます。ブラウザはOpera

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