A・A・ミルン氏の児童小説『クマのプーさん』(英題:Winnie-the-Pooh)を原作としたホラー映画『Winnie the Pooh: Blood and Honey』のポスターが、公開された。
海外メディアDread Centralを通じてお披露目されている。
Pooh is back … and he brought a mallet. Check out the official poster art for 'Winnie the Pooh: Blood and Honey' [Exclusive]https://t.co/gwXdU9f2X5
— Dread Central (@DreadCentral) July 14, 2022
『クマのプーさん』は、A・A・ミルン氏による児童小説。イラストをE・H・シェパード氏が手掛けており、1926年にイギリスで出版された。書籍のほか、ディズニーによるアニメーション『くまのプーさん』もよく知られている。
2022年1月に知的財産権が消失した「パブリックドメイン」となっているため、それを受けて今回のホラー映画『Winnie the Pooh: Blood and Honey』も製作されている。
『Winnie the Pooh: Blood and Honey』(直訳すると『クマのプーさん:血と蜂蜜』)の詳しいストーリーは不明だが、海外メディアVarietyのインタビューによると、原作では心優しい少年だったクリストファー・ロビンが、クマのプーさんと子豚のピグレットを見捨てて、食べ物を与えなかったためにクマのプーさんとピグレットが野生に回帰して暴走するという物語のようだ。
公開されているスクリーンショットでは、クレイグ・デイヴィッド・ダウセット氏が演じるクマのプーさんのほか、クリス・コーデル氏が演じるピグレットも登場することが確認できる。
今回、公開されたポスターでは「This ain’t no bedtime story」(これはおとぎ話ではない)という文字とともに、ハンマーを持つプーさんが大写しになっている。そしてその下にはナイフのようなものを持つピグレットが森に佇んでいる。
製作はロンドンを拠点に置くホラー映画制作会社Jaggededge Productionsが務めている。なお映画の規模としては前述のインタビューから「ハリウッドレベルではない」としており、低予算映画であることが示唆されている。著作権が切れているものの、ディズニーでアニメ化されていることもあり、1926年版のみに基づくために慎重を期したとのこと。
ホラー映画『Winnie the Pooh: Blood and Honey』の公開時期は不明。現在は追加撮影も終わり、編集作業中のようだ。トレイラーの公開など続報に期待したい。