ハズブロは、7月19日に行われた2022年第2四半期決算説明会において、同社の傘下にあるウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が提供しているデジタルカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ(以下、MTGアリーナ)』を2022年中にはSteamにてリリースし、2023年には主要なコンシューマーゲーム機でもリリースすることを発表した。
『MTG アリーナ』は、世界的な人気を誇るトレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』のデジタルカードゲーム版だ。
『マジック:ザ・ギャザリング 』では、プレイヤーは次元を渡る能力を持つ強大な魔法使い「プレインズウォーカー」となり、さまざまなクリーチャーや呪文を駆使して、ほかのプレインズウォーカーとの戦いを繰り広げることになる。
ゲームとしての歴史は深く、昨今のトレーディングカードゲームでは当たり前のように見られる「マナ・コスト」の概念や、カードを集め、自由にデッキを組んで戦うという手法を最初に取り入れた「元祖」トレーディングカードゲームでもある。
『MTG アリーナ』は、紙のカード環境を再現するだけでなく、独自のカードプールでデッキを組んで戦う「ヒストリック」や、デジタル限定のカードを使って遊べる「アルケミー」といったモードを実装しており、さまざまな方法で楽しむことができるようになっている。
また新カードの実装も、紙のカードの発売とあわせて実装が行われるため、実際の紙の環境と比べても、ほぼ遜色なく遊べるようになっている。実際、コロナ渦の昨今においては、世界レベルの大会もたびたび本作で行われているほどだ。
本作は現在、PC、iOS、Androidでサービスが提供されており、今回アナウンスのあったSteam版は初のPCでのリリースというわけではないが、このSteam版やコンシューマー機版の登場によって、より遊びやすく、より多くのプレイヤー人口を獲得することに期待したい。
『MTGアリーナ』は2022年中にSteamでリリース予定。また2023年には主要なコンシューマーゲーム機でもリリースを行う予定だ。